LafargeHolcim はカーボンディスクロージャープロジェクトで第 6 位に入賞し、2010 年には持続的な開発のための取り組みが認められて Dow Jones Sustainability Index に選定されました。世界トップクラスの建築材料研究施設を持つ LafargeHolcim は、常にイノベーションを重視し、持続可能な建設と設計を創造するために活動しています。
70 か国以上に展開する LafargeHolcim は、ウェブサイトを国ごとに管理する必要がありました。ウェブサイトの負荷は常に変化するため、同社はそれに合わせてサーバーを追加、削除できることを望んでいました。ウェブサイトには高いパフォーマンスが求められていたほか、サイトを開発、テスト、試作、制作するための堅牢な環境も要求されました。そこで同社は、ウェブサイトをアマゾン ウェブ サービス (AWS) に移行することにしたのです。
LafargeHolcim のコーポレート IT/IS/IT マネージャーである Dominique Moulin 氏は、同社がなぜ AWS を採用したかについて次のように述べています。「弾力性は1つの重要な要素でした。ウェブサイトの負荷に合わせて瞬時にインスタンスを追加、削除できる能力は、当社にとって欠かせなかったのです。」 同グループの新技術マネージャーである François Dufraisse 氏はこう付け加えています。「高いパフォーマンスを達成することは、ウェブサイトを管理する上でも重要でした。LafargeHolcim は 70か国以上に展開しています。公開されているウェブサイトは、すべての国において AWS で管理されているのです。私たちは AWS を、それらのウェブサイトの開発、テスト、制作準備のため、そして制作環境としても使用しています。今までのところ、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) と Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) の利用はうまく行っています。」
Dominique Moulin 氏と François Dufraisse 氏は現在、グループ内で他のアプリケーションや用途にも拡大するかどうかを検討するために Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) を評価中です。François Dufraisse 氏は次のように述べています。「Amazon VPC を使用することで、AWS の用途を社内アプリケーションやイントラネットにも拡大することができました。」
同社のソリューションを構築するために開発チームが使用したのは、Java/J2EE、WebSphere、Oracle、Linux、Riverbed です。開発の中で、チームは重要なことを学びました。1 つ目は、「AWS でのウェブサイト運営を管理することができ、高度な技術を持つ会社のサポートが受けられることが重要です。当社が選んだのは EDIFIXIO でした」と Dominique Moulin 氏が述べています。 もう 1 つは、Intel のチップセットとソフトウェアの相性のために、チームは作成したインスタンスごとにチップセットを確認する必要があった点です。
現在、グループの本社ウェブサイトと 22 か国のウェブサイトが稼動しています。「AWS の持つ柔軟性により、グループの四半期決算のような特別イベントにおけるピーク時への対応も向上しました」と François Dufraisse 氏は述べています。 Dominique Moulin 氏と François Dufraisse 氏は、他のアプリケーションおよび事業部門にも AWS を使用することを計画しています (新たに 20 か国のウェブサイトが進行中です)。Dominique Moulin 氏はによると、「AWS を採用することで、設備投資の考え方から運営コストの考え方に移行でき、スケーラビリティ、対応性、柔軟性の向上が手に入りました。」
クラウドでのウェブサイトの実行に AWS がどのように役に立つかの詳細については、http://thinkwithwp.com/websites/ をご覧ください。