Change Healthcare が 60 日以内にクラウドに移行し、AWS を利用してイノベーションを推進

Change Healthcare は、米国全体の保険者、医療従事者、患者をつなぐ 35 億 USD の独立系ヘルスケアテクノロジー企業です。同社は、消費者体験、患者の転帰、業務効率の改善に役立つ革新的な財務、臨床、エンゲージメントソリューションを通じて、より良い医療システムを構築することに重点的に取り組んでいます。

Change Healthcare が McKesson Technology Solutions と合併したとき、ビジネスクリティカルなアプリケーションを従来の McKesson データセンターから新しい環境に移行する必要がありました。しかし、Change Healthcare の社内 DevOps チームは、可能なタイムラインでのスケーリングが困難なものとなると考えていたため、スキルギャップを埋めるテクノロジーパートナーを探しました。「大手 IT 企業 2 社を 1 社に統合したことで、社内のリソースに負担がかかりました」と Change Healthcare のインフラストラクチャおよびクラウドオペレーション担当バイスプレジデントである Zigmond Kuczynski 氏は述べています。「移行の推進をサポートしてもらうために、変革をもたらす能力を備えた外部リソースを必要としていました」。

さらに、Change Healthcare は、大企業である顧客に対応するために ClaimsXten の請求処理アプリケーションをクラウドに迅速に移行する必要がありました。また、デベロッパーのためのセルフサービスと俊敏性を実現できるように、社内のデモおよびトレーニングアプリケーション環境をクラウドに移行する必要がありました。また、移行中であっても、規制を確実に遵守し続ける必要もありました。「すべてのワークロードについて、すべての必要なセキュリティポリシーとコントロールを遵守する必要があります」と Kuczynski 氏は述べています。

Amazon Web Services (AWS) の長年のお客様である Change Healthcare は、AWS Managed Services (AMS) や AWS プロフェッショナルサービスなどの AWS Customer Enablement サービスを利用することで課題に対処しました。「AMS に問い合わせたのは、マネージドサービスの概念について長い間話し合っていたからです」と Kuczynski 氏は述べています。「当社のガバナンスとセキュリティの要件に加えて、レガシーオペレーティングシステムや限定的なクラウド移行に関連する課題もありました。AMS チームが関与し、当社がこれらの課題を解決するのをサポートしてくれました」。

AMS と AWS プロフェッショナルサービスは、セキュリティとコンプライアンスを維持しながらワークロードを AWS クラウドに移行するための包括的な専門知識とリソース、ツール、プロセスを Change Healthcare に提供しました。AWS プロフェッショナルサービスは移行中の設定をサポートし、AMS は移行後にクラウドで同社のワークロードの運用と管理を開始しました。

Change Healthcare は AWS プロフェッショナルサービスを利用して、ClaimsXten の一部を HIPAA および HITRUST 準拠の AWS ランディングゾーンにリプラットフォーム化しました。AMS は、コスト最適化とインフラストラクチャ管理を支援する運用モデルを提供します。「これはとても協調的な関係でした。当社はこの移行で達成したいことを認識しており、AMS に関与してもらい、最終的には AWS プロフェッショナルサービスも利用することにしました」と Kuczynski 氏は述べています。「どちらのチームも適切な人材で構成されていました。しかし、最終的に重要なのは実行です。そして、AMS と AWS プロフェッショナルサービスは、適切な専門性と知識を備えたチームを結成することにも長けていたのです」。 さらに、Change Healthcare は AWS サポートから定期的にテクニカルサポートを受けています。

Change Healthcare は現在、アプリケーション環境を Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンス上で実行し、顧客データ用に Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) を利用しています。移行の成功を受けて、Change Healthcare は現在、同社の最大規模のアプリケーションを含む 1,800 台を超えるサーバーをデータセンターから AWS に移行しようとしており、環境を管理するのは AMS です。

Change Healthcare は、2 か月間で 2 つの主要なビジネスアプリケーションと 12 の環境を AWS ランディングゾーンに移行できました。これは予想よりも早く完了しました。「AWS Managed Services と AWS プロフェッショナルサービスの専門知識のおかげで、コンセプトからデプロイまで 60 日間で完了しました」と Kuczynski 氏は述べています。「AWS Customer Enablement サービスを利用することで、組織再編に関する厳しいスケジュールに対応できるようになっただけでなく、コンプライアンスやセキュリティに関する懸念に対処するのにも役立ちました。当社は短期間で驚くべきことを成し遂げたのです」。

迅速に移行した結果、Change Healthcare は、新しいハードウェアへの多額の投資を回避でき、短期のデプロイ期限に間に合わせて、顧客との追加の取引を獲得できました。

Change Healthcare は、AMS と、AWS Systems Manager、AWS Config、および AWS CloudTrail を利用して AWS ランディングゾーン上に構築されたコンプライアンス対応の環境に依拠することで、自社のワークロードが HIPAA、FedRAMP、および他の主要なヘルスケア業界の規制に準拠するようにしています。「コンプライアンスは当社の組織にとって命綱です。そして AWS は当社がコンプライアンスを確実に維持できるよう支援してくれています」と Kuczynski 氏は述べています。「これは、審査および承認され、すべての規制要件を満たすサービスのみをデプロイして、当社のセキュリティポリシーが常に遵守されているようにすることを意味します」。

Change Healthcare は、全体的な運用管理を AWS Customer Enablement に任せているため、新しいソフトウェアイノベーションに重点的に取り組むことができます。「AWS Managed Services と AWS プロフェッショナルサービスは、当社のリーダーと DevOps チームがサービスを効果的にデプロイするのをサポートしてくれます。その結果、ソフトウェアリリースの成功率が高まっています」と Kuczynski 氏は述べています。「さらに、AWS エンタープライズサポートは、当社のアプリケーションチームとビジネスオーナーに定期的なレポートとメトリクスを提供してくれます。AWS Customer Enablement のおかげで運用コストを別の業務に割り振ることができ、デベロッパーとエンジニアはコードの記述、機能のプッシュ、イノベーションの促進などの得意な業務に集中できます。これは最終的に、お客様に最新のソリューションを提供するという当社の長期戦略を後押ししてくれます」。

Change Healthcare は、引き続き AWS Customer Enablement サービスと連携して、その他のエンタープライズイニシアティブに取り組む予定です。「当社はデータセンター中心の企業から、パブリッククラウドを完全に採用する企業へと移行しつつあります」と Kuczynski 氏は述べています。「AMS、AWS プロフェッショナルサービス、AWS エンタープライズサポートは、当社がその変化を推進するのをサポートしてくれています。これらのチームは当社と協力して、当社の目標や、それを実現するための最善の方法をより良く理解しようとしてくれます」。

詳細については、thinkwithwp.com/customer-enablement にアクセスしてください。