AgriDigital Migrates が AWS に移行して、デプロイ時間を 50% 短縮し、拡張を促進

AgriDigital は、グローバル農業サプライチェーンを簡素化したいと考えているオーストラリアのテクノロジースタートアップです。同社の商品管理プラットフォームにより、何千ものオーストラリアの農家が、サプライチェーンネットワークにつながり、契約、配送、在庫、注文、および支払いをリアルタイムで管理できます。

当社が成長するにつれて、別のクラウドサービスで実行されていた Microsoft .NET ベースのアプリケーション環境で問題が発生し始めました。「アプリケーションのダウンタイムが増えるとともに、信頼性の問題が増え始めました」と AgriDigital のエンジニアリング部長兼 DevOps リーダーの Dominik Moreitz は述べます。 「ダウンタイムが数分だとしても、収穫時期に配送スケジュールを追跡するためにアプリケーションを使っているトラックドライバーなど、お客様に悪影響を与える可能性があります。それに、経済的な影響もあります。請求書と支払いが十分に迅速に処理されないと、人々は時間通りに支払いを受けられません」。

また、AgriDigital は、特に、2019 年 9 月までにサービスを米国市場に持ち込むことを計画していたために、より高いスケーラビリティを必要としていました。「当社の .NET アーキテクチャは、モノリシックで、スケールに合わせて構築されていませんでした」と Moreitz は言います。「私たちは、拡張目標を達成するには、プラットフォームを最新化する必要があることを知っていました」。

AgriDigital は、本番環境を Amazon Web Services (AWS) の .NET Core に移行することで最新化することを選択しました。「AWS はクラウド業界のリーダーであるだけでなく、私たちが検討した他のプロバイダーより高い信頼性とスケーラビリティを提供しました」と Moreitz は言います。「私たちは、AWS の .NET Core のパフォーマンスも気に入りました。また、これはプラットフォームに依存せず、このことは Windows から Linux に移行する際に重要でした」。

AgriDigital は、AWS アカウントマネージャーを通じて AgriDigital に紹介されたAWS パートナーネットワーク (APN) のテクノロジー企業であり AWS アドバンストコンサルティングパートナーである Itoc と協力しました。Itoc は、AWS セキュリティコンピテンシーを達成しました。これにより、Itoc は、エンタープライズが AWS で複雑なセキュリティソリューションを採用してデプロイするのを支援することを目的とした専門のコンサルティングサービスを提供できます。Itoc は、AgriDigital 向けのベストプラクティスの Cloud Foundation を実装し、同社のデータベース環境を Microsoft SQL Server から Amazon Aurora PostgreSQL と Amazon DynamoDB に移行しました。「Windows SQL Sを使用するとスケーラビリティの問題が発生しましたが、最新化を継続するために、Windows のライセンスコストからも離れたいと考えていました」と Moreitz は述べます。また、Itoc は、AgriDigital DevOps チームと協力して、AWS CloudFormation を使用して開発アセットをセットアップし、AWS Lambda ベースのサーバーレスビルドとデプロイパイプラインを実装して、環境全体で継続的なデプロイと管理をしました。AgriDigital は、新しいマイクロサービスアーキテクチャも実装しました。これはコンテナを管理するために AWS Fargate を使用しています。Itoc は、継続的な技術支援により、AgriDigital をサポートし続けます。

AWS で本番環境を最新化することによって、AgriDigital は、移行中の開発時間を節約しました。「AWS と Amazon Aurora PostgreSQL で .NET Core を使用して、.NET デベロッパーを再教育することなく、当社の .NET フレームワーク環境を非常に簡単に移行することができました」と Moreitz は語ります。「AWS に移行し、DevOps アプローチを使うことで、開発時間と労力を 50％ 近く削減できます」。

移行の容易さと AWS のスケーラビリティにより、AgriDigital は、予定より 1 か月早くアプリケーションを米国の農家に提供することができました。「AWS で実行すると、以前あったような単一インスタンスの制限もなくなります。スケーラビリティははるかに簡単です」とMoreitz は言います。「当社の米国の計画に対応するために迅速に拡張する必要がある場合は、AWS CloudFormation を使うだけで、新しいステージング環境をセットアップしてから、本番環境にすぐ移行できました」。

AWS で .NET Core を実行して、AgriDigital は、全体的なアプリケーションパフォーマンスを向上させました。「当社のアプリケーションは、AWS で少なくとも 50％ 速く実行されており、アプリケーションを使う農家や他のサプライチェーンのお客様にとってより良い体験につながります」と Moreitz は述べます。

AWS への移行により、外部のビルトおよびデプロイツールに頼ることなく、AgriDigital は、デベロッパーの俊敏性を高めることができます。「AWS Fargate から AWS CloudFormation まで、私たちが使っているすべての AWS サービスは、統合されています。これにより、当社の開発が簡素化され、加速されます」と Moreitz は続けます。「継続的な統合とデリバリーパイプラインを通じた開発を簡素化した結果、ソフトウェアのデプロイ時間を 50％ 短縮しました。これで、新しい機能をお客様により早く提供して、フィードバックをより早く受け取ることができます。これにより、これらの機能は最終的に改善されます」。

AgriDigital は、 .NET Core、Amazon Aurora PostgreSQL、および Linux を最新化して移行することでコストを削減しました。「もう Windows も SQL Server も使用していないので、ライセンスコストを確実に減らしました」と Moreitz は語ります。「以前は、常に実行されるインスタンスがあり、それらのコストを負担していました。マイクロサービスのアーキテクチャに移行することで、それを取り除きました。私たちは小規模に始めて、必要なときはいつでもコンピューティングのニーズに対応するようスケーリングができます。追加の AWS サービスを調査することで、引き続きコストを削減します。たとえば、高価なレポートツールを購入する代わりに、Amazon QuickSight を評価しています。それが従量制料金の価格モデルであることを知ったためです」。

また、同社は、アプリケーションの信頼性も向上させました。「以前にあったダウンタイムの問題はありません」と Moreitz は言います。「AWS を使用することで、より信頼性の高いアプリケーションを提供できるため、サプライチェーンのお客様は、時間通りに製品を納品して支払いを受けるというさらに大きい自信をもって業務を遂行できます」。

AgriDigital には、ビジネスを成長させる一方で、アプリケーション環境を最新化を継続する計画があります。「当社の長期的な戦略は、お客様を獲得することによって、追加のグローバルリージョンに拡大し、規模を拡張するということです」と Moreitz は語ります。「私たちは、AWS を使用すれば、コスト効率の良い方法でこれらの目標に到達できることを知っています」。

詳細については、thinkwithwp.com/rds/aurora をご覧ください。