Amazon ElastiCache リザーブドノードでは、予約する各キャッシュノードについて低額かつ 1 回限りの支払いを行うのと引き換えに、そのノードの時間あたりの使用料金について、大幅な割引を受けることができます。Amazon ElastiCache の ElastiCache リザーブドノードには 3 つのタイプ (軽度使用、中度使用、重度使用) があり、前払い金額と実際の時間あたり価格とのバランスを取ることができます。Amazon ElastiCache のリザーブドノードを利用した場合、アプリケーションの負荷と実行する予定の時間に基づき、オンデマンドノードを実行するのに比べて大幅に費用を節減できます。
- 現行のノードファミリーのリザーブドキャッシュノードには、「全額前払い」、「前払いなし」、「一部前払い」の 3 種類のオプションが用意されています。旧世代のキャッシュノードファミリーのリザーブドキャッシュノードでは、軽度、中度、重度使用の 3 つの異なるタイプがご利用いただけます。
- リザーブドキャッシュノードは使いやすく、Amazon ElastiCache の利用方法を変更する必要はありません。料金を計算する際は、コストを最小化するようにリザーブドキャッシュノード料金が自動的に適用されます。ある時間に実行するキャッシュノードの総量が、お客様が保有する適用可能なリザーブドキャッシュノード数を超過する場合にだけ、そのキャッシュノード時間がオンデマンド料金で課金されます。
- リザーブドキャッシュノードは、1 年または 3 年単位でご購入いただけます。
- リザーブドキャッシュノードは、すべての AWS リージョンでご利用いただけます。
- リザーブドキャッシュノードは、Redis OSS および Memcached で利用可能です。
- リザーブドキャッシュノードの料金については、Amazon ElastiCache の料金ページをご覧ください。
現行世代のノード (M5、R5 以降) では、リザーブドインスタンス購入の際、3 つのお支払い方法から選択できます。「全額前払い」の場合は、リザーブドインスタンスの料金全額を一括で前払いしていただきます。この方法を選択すると、オンデマンドインスタンスと比較した割引額が最大になります。「一部前払い」の場合は、少額を前払いしていただき、リザーブドインスタンス期間が終了するまでの間、割引時間単価で計算したインスタンス料金をお支払いいただきます。前払いなしの場合は、前払いの必要はなく、期間が終了するまでの間、時間単価が割引となります。
- リザーブドインスタンス料金前払いなしの場合は、オンデマンドに比べて最大 48.2% 割引され、前払いの必要はありません。期間内の 1 時間ごとに、オンデマンド料金より低い時間料金をお支払いただきます。
- リザーブドインスタンス料金一部前払いの場合は、オンデマンド料金と比べて最大 52% の割引をすることによって、全額前払いと時間料金の中間のリザーブドインスタンスの料金をお支払いただきます。期間内の 1 時間ごとに、オンデマンド料金や前払いなしの時間料金より低い時間料金をお支払いただきます。
- RI 全額前払いは、オンデマンド料金の最大 55% の割引という最大の割引が適用されます。期間中の使用時間に対しては、追加の使用料は発生しません。
旧ノードタイプ (T2、M3、M4、R3、R4) では、ElastiCache は重度使用リザーブドインスタンスを提供します。重度使用リザーブドキャッシュノードは、使用量が一定で、常に実行中の負荷に最適です。リザーブドキャッシュノードの全予約期間を最大限に利用できます。重度使用リザーブドキャッシュノードの予約金は、中度使用リザーブドキャッシュノードより高くなりますが、時間単位料金は最も低くなります。購入したリザーブドキャッシュノード期間中は常に、この低い時間料金で課金されます。
現行のキャッシュノードファミリーでは、重度使用のみがサポートされます。旧世代のキャッシュノードでは、軽度、中度、重度使用がサポートされます。T1、M1、M2、C1 キャッシュノードについては旧世代のキャッシュノードのページを参照してください。
リザーブドキャッシュノードおよびオンデマンドキャッシュノードの両方を利用するお客様には、コストを最小化できるように、リザーブドキャッシュノード料金が最初に適用されます。各時間、実行中のキャッシュノード数が、お客様が保有する適用可能なリザーブドキャッシュノード数以下の場合、実行中の全キャッシュノードは、リザーブドキャッシュノードの時間料金で課金されます。実行中のキャッシュノードの総量がお客様が保有する適用可能なリザーブドキャッシュノード数を超過する場合、オンデマンド料金で課金されます。
例えば、同じリージョン内で同じキャッシュノードタイプの 3 つのリザーブドキャッシュノードを保有している場合、請求システムはそれぞれの時間を確認して、これらのパラメータに一致する実行中の総キャッシュノード数を数えます。それらが 3 つ以下の場合、その時間に実行される各キャッシュノードについて、リザーブドキャッシュノードの料金が課金されます。それらが 3 つ以上の場合、4 つ目のキャッシュノードからは、オンデマンドの料金が課金されます。
キャッシュノードを実行しているリージョンでリザーブドキャッシュノードを購入した場合は、より低額な時間料金が進行中のキャッシュノードに適用されます。再起動の必要はありません。
リザーブドキャッシュノードは、AWS Management Console、または API ツールを使用してご購入いただけます。
- AWS マネジメントコンソールにログインし、[Amazon ElastiCache] タブをクリックします。
- リザーブドキャッシュノードを購入するリージョンを選択します
- ナビゲーション画面で [Reserved Cache Nodes] を選択して、[Purchase Reserved Cache Node] ボタンをクリックします
- キャッシュノードクラスと期間の長さを選択します
- 購入するキャッシュノード数を調整します
- [Continue] をクリックして、購入情報を確認の上、確定します
API ツールの利用については、Amazon ElastiCache のドキュメントをご覧ください。
- 購入時に、リージョン、キャッシュノードクラス、期間の長さを選択する必要があります。これらは後で変更することはできません。
- リザーブドキャッシュノードは最大 300 個まで購入できます。 それ以上のリザーブドキャッシュノードが必要な場合は、こちらのフォームにご記入ください。
- 1 回払いの払い戻しはできません。