災害や物理筐体故障などでオンプレミス環境が被害を受けた場合でも、データの損失を避け、オンプレミスでの運用コストを削減できる AWS クラウド構成例とその概算料金をご紹介します
この構成例のクラウドレベル:
基礎編
入門編:該当するユースケースの知識が全くない方が対象
基礎編:該当するユースケースの入門知識がある方が対象
応用編:該当するユースケースにある程度精通している方が対象
この構成例で解決できる課題・困りごと:
オンプレミスのバックアップだけでは、拠点での災害時にデータが失われる可能性がある
遠隔地へのバックアップが必要だが、自社で遠隔地にデータセンターを持つことが難しい
データ量の増加に伴い、既存のバックアップストレージでは容量が不足してきている
手動でのバックアップ管理やテープバックアップなど、運用負荷の高い作業を軽減したい
この構成例の概算料金:
75.00 ドル (月額)
この構成例のメリット:
- 拠点での災害時にデータが失われず、遠隔地へのバックアップが可能になります
- バックアップストレージの容量を気にせず、99.999999999 % の耐久性でバックアップイメージを保持でき、いつでもダウンロードが可能となります
この構成例で使用したサービスと概算料金内訳:
サービス | 項目 | 数量 | 単価 | 料金 (USD) |
Amazon Simple Storage Service(Amazon S3) | ストレージ容量 | 3,000 GB |
0.025 USD/GB | 75 |
PUT リクエスト数 | 30 リクエスト | 0.0047 USD/1000 リクエスト | 0 | |
GET、SELECT リクエスト数 | 0 リクエスト | 0.00037 USD/1000 リクエスト | 0 | |
受信データ容量(AWS へのアップロード) | 3,000 GB | 0 USD/GB | 0 |
月額合計料金:75.00 (USD)
※ 2024 年 10 月 18 日時点での試算です。
- 東京リージョンでのご利用を想定しています。
- 1 ヶ月を 30 日として計算しています。
- 1 日 1 回アップロードする容量を約 100 GB とし、30 日間保持することを想定しています。
- S3 ストレージクラスは S3 Standard でのご利用を想定しています。
- バックアップイメージは、 AWS CLI を使って S3 へアップロードします。
- アップロードには AWS CLI ではなく、S3 対応している 3rd パーティバックアップソリューションと連携することも可能です。
- AWS で提供しているサービスの一部で無料利用枠が提供されています。本試算では無料利用枠を考慮せずに試算を行っており、実際にはより安価にご利用頂ける場合があります。以下に該当する無料利用枠を一部抜粋します。
- インターネットからAWS リージョン方向のデータ転送 (イン) : 0 GB/月
- Amazon Simple Storage Service :
- 5 GB の標準ストレージ
- 20,000 件の Get リクエスト
- 2,000 件の Put リクエスト
最新の料金やサービスのスペックを変更した場合の料金を知りたい場合は AWS Pricing Calculator を使って想定利用金額を算出してみましょう
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今後 AWS の導入に向けて、サービス詳細や特定の業界・サービスを活用した事例の紹介をご希望の皆様、料金関連(支払方法やお見積り、課金体系)に関するご相談、具体的な構成等の技術に関するご相談等を希望される皆様は、是非ご参加ください。
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