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[AWS Black Belt Online Seminar] AWS Summit Tokyo 2018 の振り返りと最新アップデート 資料及び QA 公開
先日 (2018/6/26) 開催しました AWS Black Belt Online Seminar「AWS Summit Tokyo 2018 の振り返りと最新アップデート」の資料を公開しました。当日、参加者の皆様から頂いた QA の一部についても共有しております。
20180626 AWS Black Belt Online Seminar AWS Summit Tokyo 2018 の振り返りと最新アップデート
Q. 【EFSについて】OracleRAC on EC2を組みたいと思っているのですが、EFSを利用した事例ないしは、BestPracticeは貴社にございますでしょうか。現状、OracleRAC on EC2を実施する上では、共有ストレージ、マルチキャスト等の課題がある認識です。上記、ご教示いただけますと幸いです。
A. 現時点では技術的な観点とライセンスの観点の双方から、Oracle RACをAWS上で利用することは現実的ではないとお考えください。Amazon RDS for OracleのMulti-AZによる冗長化や、Oracle on EC2であればData Guard/Active Data Guardによる冗長化で可用性目標を達成することができないかご検討頂く事をお勧めします。オンプレミスのOracle RACで構成されているシステムを置き換えたうえで、AWSに移行した事例もありますので是非ご覧ください。
Q. EFSはSSDですか?EBSとのスピード差はざっくりどの程度あるのでしょうか?
A. パフォーマンス特性については下記のドキュメントをご確認ください。
https://docs.thinkwithwp.com/ja_jp/efs/latest/ug/performance.html
ファイルシステムのデータ容量に応じたスループットを確保すると共に、バーストにより一定時間の間スループットを増強する仕組みがあります。EBSはブロックストレージですが、EFSはNFSファイルシステムですので単純比較は難しいところですが、一般にEFSはEBSと比較するとレイテンシが高くなる傾向にあります。このドキュメントに記載されているユースケースが参考になると思いますので、用途に応じて使い分けるようにすることをお勧めします。
Q. EFS について、EC2 の Windows インスタンス や Amazon Workspaces でNFSマウントは可能でしょうか。日本語のファイル名が文字化けするといった問題は発生しないでしょうか。
A. 現時点ではWindowsインスタンスからEFSを利用することはサポートされていません。
https://docs.thinkwithwp.com/ja_jp/AWSEC2/latest/WindowsGuide/AmazonEFS.html
Amazon Workspacesでも同様とお考えください。もしWindowsインスタンスやWorkspacesで共有ファイルシステムが必要な場合は、EC2インスタンスでファイル共有するようにしてください。
Q. S3をEC2にマウントした時よりは、EFSの方が早いですか?
A. s3fsなどのツールを利用してS3をマウントすることは安定性やコストの観点から非推奨としています。共有ファイルシステムが必要であればEFSの利用をご検討ください。
Q. LambdaからEFSにアクセスする方法はありますか ? 複数Lambda間での高速なデータ共有として、EFSが使えないか興味があります
A. Lambda関数からEFSにアクセスすることはできません。Lambda関数の間で情報共有を行う場合はDynamoDBを利用するかS3を介したファイル渡しなどで実装してください。
Q. DynamoDBのPerformance測定によいものはないですか ? InsightはRDSだけですか ?
A. CloudWatchメトリクスをご覧ください。
リクエストの応答時間を知りたい場合はSuccessfulRequestLatencyが参考になりますし、キャパシティの消費量を測定したい場合はConsumedReadCapacityUnitsやConsumedWriteCapacityUnitsを見れば稼働状況を把握することができます。
Q. AWS Storage Gateway が SMB に対応したという話の中で、 “ファイルサーバでの利用には向かない” とありましたが、なぜでしょうか。
A. File Gatewayはその名の通り、S3へのアクセスに対応していない既存のアプリケーションを容易にS3を利用できるようにするためのゲートウェイとして稼働するアプライアンスとして開発されています。そのため、バックアップイメージや分析対象データをS3にアップロードする、といった使い方には向いている一方で頻繁に読み書きするファイルサーバやDBのデータ領域としての使い方には適していません。ファイルサーバはEC2とEBSを利用して構築することを強くおすすめします。
Q. Performance Insightsの2年分のデータを保持出来るとありましたが、機能を有効化してから2年分でしょうか。有効化する前の過去のデータは閲覧出来ないのでしょうか。
A. 7日を超える過去データについては、オプションを有効化した時点から保持されるようになります。過去に遡ってパフォーマンス情報を参照する可能性が高い場合は、はじめから有効にしておくことをおすすめします。
以上です。
今後の AWS Black Belt Online Seminar のスケジュール
直近で以下のオンラインセミナーを予定しています。各オンラインセミナーの詳細およびお申し込み先は下記URLからご確認いただけます。皆様のご参加をお待ちしております!
Amazon Neptune
2018 年 7 月 3 日 | 12:00 – 13:00 | IT 知識レベル:★★☆☆☆ | AWS 知識レベル:★★☆☆☆
Amazon Elastic File System (Amazon EFS)
2018 年 7 月 4 日 | 18:00 – 19:00 | IT 知識レベル:★★☆☆☆ | AWS 知識レベル:★★☆☆☆
AWSで実現するウェブサイトホスティング
2018 年 7 月 10 日 | 12:00 – 13:00 | IT 知識レベル:★★☆☆☆ | AWS 知識レベル:★☆☆☆☆
Trusted Advisor
2018 年 7 月 11 日 | 18:00 – 19:00 | IT 知識レベル:★☆☆☆☆ | AWS 知識レベル:★★☆☆☆
大阪ローカルリージョンの活用とAWSで実現するDisaster Recovery
2018 年 7 月 17 日 | 12:00 – 13:00 | IT 知識レベル:★★☆☆☆ | AWS 知識レベル:★★☆☆☆
AWS Service Catalog
2018 年 7 月 18 日 | 18:00 – 19:00 | IT 知識レベル:★★☆☆☆ | AWS 知識レベル:★★☆☆☆
Amazon Elastic Container Service for Kubernetes (Amazon EKS) / AWS Fargate
2018 年 7 月 24 日 | 12:00 – 13:00 | IT 知識レベル:★★★☆☆ | AWS 知識レベル:★★★☆☆
AWS Systems Manager
2018 年 7 月 25 日 | 18:00 – 19:00 | IT 知識レベル:★★☆☆☆ | AWS 知識レベル:★★☆☆☆
S3ユースケース紹介及びサービスアップデート解説
2018 年 7 月 31 日 | 12:00 – 13:00 | IT 知識レベル:★★☆☆☆ | AWS 知識レベル:★★☆☆☆
皆様のご参加をお待ちしております
皆様のご参加をお待ちしております。