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[AWS Black Belt Online Seminar] 大阪ローカルリージョンの活用とAWSで実現するDisaster Recovery 資料及び QA 公開
先日 (2018/7/17) 開催しました AWS Black Belt Online Seminar 「大阪ローカルリージョンの活用とAWSで実現するDisaster Recovery」 の資料を公開しました。当日、参加者の皆様から頂いた QA の一部についても共有しております。
20180717 AWS Black Belt Online Seminar AWS大阪ローカルリージョンの活用とAWSで実現するDisaster Recovery
QA
Q. ホットスタンバイ、ウォームスタンバイという言葉が出てきましたが、2つとも同様の意味と捉えて問題ないでしょうか。
A. ホットスタンバイ(マルチサイト)は、本番用のアクセスを振り向ける先としてもDRサイトをご利用いただけるケースです。ウォームスタンバイは、本番同等の機能はすべて兼ね備えていますが、本番のアクセスを振り向けるだけのインスタンスタイプや台数を用意しておらず、フル機能を兼ね備えた最小スペック・台数で構成されたDRサイトになります。以上より、意味は異なります。
Q. AWSコンソールは接続元IPアドレスの制御が可能なのでしょうか?
A. AWSマネージメントコンソールのエンドポイントはインターネットに公開されております。AWS IAM(Identity & Access Management)にてユーザーを作成し、そのユーザーのIAMポリシーにて、接続元のIPアドレスを制限することが可能です。こちらにより、そのIAMユーザでAWSマネージメントコンソールにログインした場合には、IAMポリシーで指定したsource IPアドレスからのアクセス以外の場合には、アクションを拒否することができます。詳細は以下をご覧ください。
https://docs.thinkwithwp.com/ja_jp/IAM/latest/UserGuide/reference_policies_examples_aws_deny-ip.html
ですが、一時的な接続元の拠点側のネットワーク不通により、指定したIPアドレスでのアクセスが困難な状況が考えられますので、IAMポリシーで指定した特定のsource IPアドレスからのアクセスのみを許可する構成は、DR対策の点において推奨いたしておりません。
Q. 大阪ローカルリージョンをメインサイトとして利用できないのはなぜですか?
どなたでもご利用いただける一般用途を目的としたAWS東京リージョンでは4つのアベイラビリティゾーンがあり、メインサイトとしてご利用いただくために十分な機能を提供しております。一方で、AWS大阪ローカルリージョンは1つのアベイラビリティゾーンのみであり、メインサイトとしてご利用いただくために十分な機能を提供しているとは言えません。大阪ローカルリージョンは、東京リージョンの複数のアベイラビリティゾーン間に地理的により分離が必要な特定のワークロードを稼働しているお客様を支援するリージョンとなります。
頂いたご質問でご回答差し上げられなかったものについては、個別に弊社お問合せフォームにてご相談いただければと思います。
今後のWebinar情報
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開催日時 2018 年 8 月 28 日(火)~ 10 月 10 日(水)
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