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新着 – コンピューティング最適化されたワークロード向けの第 4 世代 AMD EPYC プロセッサを搭載した Amazon EC2 C7a インスタンス
コンピューティング最適化 Amazon EC2 C6a インスタンスは 2022 年 2 月にリリースされました。これは、第 3 世代 AMD EPYC (Milan) プロセッサを搭載しており、最大 3.6 GHz の周波数で動作します。
10月4日、最大周波数 3.7 GHz の第 4 世代 AMD EPYC (Genoa) プロセッサを搭載した新しいコンピューティング最適化 Amazon EC2 C7a インスタンスの一般提供の開始をお知らせします。このインスタンスでは、C6a インスタンスと比べてパフォーマンスが最大 50% 向上しています。このパフォーマンスの向上により、データ処理の高速化、ワークロードの統合、保有コストの削減を実現できます。
C7a インスタンスは、C6a インスタンスと比較して最大 50% 高いパフォーマンスを実現します。これらのインスタンスは、高性能ウェブサーバー、バッチ処理、広告配信、機械学習、マルチプレイヤーゲーム、動画エンコーディング、科学モデリングなどのハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、機械学習などのコンピューティングを多用するワークロードの実行に最適です。
C7a インスタンスは、AVX-512、Vector Neural Network Instructions (VNNI)、および bfloat16 (brain floating point) をサポートします。これらのインスタンスは、メモリ内のデータへの高速アクセスを可能にする Double Data Rate 5 (DDR5) メモリを備えており、前世代のインスタンスと比較して 2.25 倍のメモリ帯域幅を提供してレイテンシーを低減します。
C7a インスタンスは、最大 192 個の vCPU と 384 GiB の RAM を備えています。これにより、新しい中サイズのインスタンスが利用して、ワークロードのサイズをより正確に調整できるようになりました (1 個の vCPU、2 GiB を提供します)。詳細な仕様は次のとおりです。
名前 | vCPU | メモリ (GiB) | ネットワーク帯域幅 (Gbps) | EBS 帯域幅 (Gbps) |
c7a.medium | 1 | 2 | 最大 12.5 | 最大 10 |
c7a.large | 2 | 4 | 最大 12.5 | 最大 10 |
c7a.xlarge | 4 | 8 | 最大 12.5 | 最大 10 |
c7a.2xlarge | 8 | 16 | 最大 12.5 | 最大 10 |
c7a.4xlarge | 16 | 32 | 最大 12.5 | 最大 10 |
c7a.8xlarge | 32 | 64 | 12.5 | 10 |
c7a.12xlarge | 48 | 96 | 18.75 | 15 |
c7a.16xlarge | 64 | 128 | 25 | 20 |
c7a.24xlarge | 96 | 192 | 37.5 | 30 |
c7a.32xlarge | 128 | 256 | 50 | 40 |
c7a.48xlarge | 192 | 384 | 50 | 40 |
c7a.metal-48xl | 192 | 384 | 50 | 40 |
C7a インスタンスは最大 50 Gbps の拡張ネットワーキングと 40 Gbps の EBS 帯域幅を備えており、最大 128 個の EBS ボリュームをインスタンスにアタッチできます (前世代のインスタンスの EBS ボリュームアタッチメントは最大 28 個)。
C7a インスタンスは、AMD セキュアメモリ暗号化 (SME) を使用した常時オンのメモリ暗号化と、暗号化および復号アルゴリズム、畳み込みニューラルネットワーク (CNN) ベースのアルゴリズム、財務分析、および動画エンコーディングワークロードを高速化するための新しい AVX-512 命令をサポートします。また、C7a インスタンスは、セキュリティを強化するために AES-256 をサポートします (C6a インスタンスでは AES-128)。
これらのインスタンスは AWS Nitro System 上に構築されており、ハイパフォーマンスコンピューティングや動画処理など、ネットワークレイテンシーの低減や、高度にスケーラブルなノード間通信の恩恵を受けるワークロード向けに Elastic Fabric Adaptor (EFA) をサポートしています。
今すぐご利用いただけます
Amazon EC2 C7a インスタンスは、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) の AWS リージョンで利用できるようになりました。Amazon EC2 でのお支払いと同じように、使用した分の料金のみをお支払いいただきます。詳細については、Amazon EC2 の料金ページを参照してください。
詳細については、EC2 C7a インスタンスページと AWS/AMD パートナーページを参照してください。ec2-amd-customer-feedback@amazon.com、AWS re:Post for EC2、または通常の AWS サポートの担当者を通じて、ぜひフィードバックをお寄せください。
— Channy
原文はこちらです。