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AWS re:Invent 2022 の SAP on AWS チームにご参加ください!

今年も re:Invent が開催されます。私たちは、ラスベガスでお客様やパートナー様にお会いし、SAP on AWS でビジネスをモダナイズし、変革するための継続的な旅についてお話を伺うことを大変楽しみにしています。

AWS re:Invent は、AWS が主催するグローバルなクラウドコンピューティングコミュニティのためのカンファレンスで、ラスベガスで直接、またはバーチャルでコンテンツを入手することができます。re:Invent への参加登録はこちらからどうぞ。

今年の re:Invent では、SAP のお客様向けに様々な企画をご用意しています。中級(200)から上級(400)レベルまでの SAP 専用セッションをご用意しています。また、SAP on AWS チームやカスタマーコミュニティとネットワークを作る方法もあります。

このブログでは、SAP にフォーカスしたセッションを一箇所にまとめ、SAP のお客様が自分に最も関連するセッションを簡単に確認し、計画を立てられるようにします。また、ラスベガスでのセッション以外でも、私たちとつながる方法をご紹介します。

専用セッションで SAP on AWS について学ぶ

ブレイクアウトセッション

re:Invent のブレイクアウトセッションは講義形式で、1時間の長さです。AWS のエキスパート、お客様、パートナー様によるセッションで、通常最後に 10-15 分の Q&A を行います。バーチャル参加者向けに、re:Invent の翌週にブレイクアウトセッションのオンデマンド配信を予定しています。

ENT203 — How Love’s Travel Stops improved customer experience with SAP on AWS

Love’s Travel Stops 社は、ドライバーに清潔で安全な休憩・給油場所を 24 時間提供するという同社の継続的なミッションをサポートするため、複数のデータセンターで稼働していた SAP システムを AWS 上に統合しました。このセッションでは、AWS を利用してセキュリティを強化し、コストを 30% 削減し、自動フェイルオーバーで 99.99% の信頼性を達成した方法を紹介します。SAP をAWS に拡張し、SAP Business Technology Platform のサービスを利用して、顧客体験を変革する方法をご紹介します。

ENT209 — How to transform your business processes with RISE with SAP on AWS

一歩先を行くために、組織は常に事業と価値の提供方法を改革する必要性を認識するようになっています。ある企業にとって、それは現在オンプレミスの ERP システムで稼働している重要なビジネスプロセスをモダナイズすることを意味します。また、ERP を初めて導入する企業もあるでしょう。このセッションでは、RISE with SAP on AWS が、モダンで持続可能なインテリジェント・エンタープライズへの変革をどのようにサポートするかを学びます。

ENT210 — How SAP migration supported Nvidia’s Data Center exit

COVID-19 の大流行時、NVIDIA は SAP アプリケーションをより俊敏で拡張性のあるものにすることで、主要なビジネスプロセスをより良くサポートするための積極的なプログラムを開始しました。8ヶ月かけて、SAP 全体を AWS に移行し、関連するデータセンターを閉鎖しました。この重要な時期に、最近買収した Mellanox の IT システムも統合し、AWS の自動化を活用して SAP 全体の OS とデータベースのバージョンを更新し標準化しました。このセッションでは、AWS 上で ERP システムを統合、移行、および保護するための重要な成功要因について学びます。

ENT326– How Adobe modernized their billing APIs with SAP on AWS

アドビは SaaS のパイオニアであり、リーダーでもあります。過去 10 年間、彼らは永久ライセンスによる販売からクラウドベースの SaaS 提供へと転換し、オンプレミスの SAP Subscription Billing ソリューションの API レスポンスタイムを押し上げてきたのです。2022 年、アドビは AWS 上で課金サービスを開発し、成長するマイクロサービス・エコシステムを強化し、SAP S/4HANA への幅広い変革への道を切り開きました。このセッションでは、S/4HANA サイドカーパターンを持つ Universal Billing Service(UBS)を AWS 上に展開することで、オンプレミスの SAP データをクラウドに解放し、高パフォーマンスかつ高可用性の課金サービスを開発する方法を説明します。

ENT327– Automate compliance for mission-critical SAP workloads like Eli Lilly

Eli Lilly and Company は、オンプレミスの SAP システムを SAP S/4HANA on AWS に移行することで、グローバルなサプライチェーン、製造、財務業務のモダナイズを進めています。規制の厳しいライフサイエンス業界で事業を展開する Lilly 社は、ネイティブサービスと自動化を利用して、品質とコンプライアンスをソリューションの基盤に組み込もうとしました。このセッションでは、厳しい規制要件に準拠し、CI/CD パイプライン、IaC コードブランチ戦略、および日常業務にわたって SAP ワークロードの構成と展開を自動化するために AWS サービスを使用する方法について学びます。

PEX309– Learn how to modernize your customers’ ERP journeys on RISE with SAP and AWS

RISE with SAP は、パートナーのアプリケーション管理およびサポート(AMS)ビジネスに直接影響を与えましたが、SAP S/4HANA、SAP Business Technology Platform(SAP BTP)、ビジネスプロセス統合(BPI)などのツールを使用して新しいビジネスライン(LOB)革新を築くための扉を開いたのです。このセッションでは、これらのツールを使用して、SAP LOB サービスによる独自の RISE を設計、構築、公開する方法について学びます。また、SAP とネイティブ SAP ソリューションとの RISE を設計、構築、オーケストレーションする方法についても学びます。本セッションは AWS パートナー様を対象としています。

チョークトーク

チョークトークは、少人数の聴衆を対象としたインタラクティブなセッションです。専門家がデジタルホワイトボード上で問題点や解決策を導きながら議論を進めていきます。AWS  エキスパートによる短い講義(10-15分)と、聴講者との Q&A(45-50分)で構成されています。

ENT204 — Drive new business insights with SAP on AWS

AWS データレイクで SAP データと非 SAP データを組み合わせることで、お客様は AWS の分析、人工知能、機械学習サービスを利用し、ビジネス変革を支える新しいインサイトを推進しています。本セッションでは、SAP on AWS のデータ抽出パターン、および SAP やその他の主要なエンタープライズデータソースからより多くの価値を得るための一般的なユースケースについて説明します。

ENT304 — Is your SAP system Well-Architected?

SAP システムはミッションクリティカルであり、多くの場合リソース集約的であるため、アーキテクチャの決定が大きな影響を与える可能性があります。お客様が AWS 上で SAP を最適に実行できるように、私たちは 13 年以上にわたってクラウドで SAP をサポートしてきた学習とベストプラクティスを、AWS Well-Architected Review 用の SAP レンズにパッケージ化しました。このセッションでは、AWS Well-Architected Review の6つの柱(運用性、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス、コスト最適化、サステナビリティ)のすべてにおいて、お客様が証明した SAP ワークロードの設計原則とベストプラクティスを紹介します。

ワークショップ

ワークショップは、2 時間のインタラクティブな学習セッションで、少人数のチームに分かれて AWS のサービスを使って問題を解決します。各ワークショップは、メインスピーカーによる短い講義(10~15分)から始まり、残りの時間はグループでの作業となります。ラップトップと学習意欲を準備してお越しください。

ENT225– Build an SAP data lake & automate business processes with Amazon AppFlow

このワークショップでは、SAP アプリケーションと連携して AWS のネイティブサービスを使用し、一般的なビジネス上の問題を解決する方法を学びます。まず、SAP アプリケーションと AWS サービス間で双方向のデータフローを設定し、SAP データレイクを作成します。次に、Amazon Textract を使ってインバウンドの請求書ドキュメントを処理し、Amazon S3 にアップロードします。次に、AWS Lambda を呼び出して Amazon Textract API を呼び出し、SAP 販売注文内の注文番号と販売注文フィールドを照合します。最後に、請求書からの数量と一致するように、販売注文が自動的に更新される方法を観察します。

ENT307 — Deploy an SAP S/4HANA system on AWS in under 2 hours

オンプレミスの SAP システムを AWS に移行しようとしているお客様は、SAP S/4HANA に移行する方法についてのガイダンスも求めています。このセッションでは、わずか数時間で AWS 上に SAP S/4HANA システムを導入することがいかに簡単であるかを学びます。まず、AWS Launch Wizard を使用して AWS サービスのプロビジョニングを自動化し、SAPとAWS のベストプラクティスに沿ってソフトウェアをインストールします。次に、観測可能性を設定し、強力なパフォーマンスと信頼性を維持するのに役立つインサイトを探ります。最後に、組織の既存の SAP ワークロードを AWS に移行するための実証済みの移行ブループリントを紹介します。

パートナーからのスポンサードセッション

PRT072—Top four mistakes to avoid for ERP cloud migrations (sponsored by Navisite)

Oracle や SAP などの戦略的 ERP ワークロードのクラウドへの移行を慎重に管理し、コストのかかる遅延やニーズを満たさない不十分なアーキテクチャのソリューションを回避することが重要です。レガシーインフラから迅速かつコスト効率よく移行し、最も重要なビジネスオペレーションとプロセスにおいて AWS の効率、パフォーマンス、スケール、イノベーションのメリットを十分に享受できるようにするために、クラウドへの移行計画時に避けるべきトップ 4 の間違いについて Navisite で学んでください。本講演は、AWS パートナーである Navisite の提供でお送りします。

PRT105– Accelerate value for your business with SAP and AWS joint reference architecture (sponsored by SAP)

ビジネス変革の旅に乗り出す際には、技術的な決定が現在および将来のビジネス機能の要求を満たすことができるようにするための強固な基盤を持つことが重要です。SAP と AWS は、お客様のビジネス目標を達成するための簡素化、標準化、再利用可能なブループリントを提供するジョイント・リファレンス・アーキテクチャを開発しました。このジョイント・リファレンス・アーキテクチャは、お客様のリスクを低減するだけでなく、ソリューションの市場投入までの時間を短縮するのに役立ちます。このライトニングトークでは、SAP と AWS がどのようにお客様の価値を引き出し、加速させることができるかを学びます。本講演は、AWS パートナーである SAP の提供でお送りします。

PRT248– Data integration at scale: Strategies to unlock SAP and mainframe (sponsored by Qlik)

AWS の最大手のお客様の多くは、Qlik Data Integration を利用して、大規模なデータ取り込みと低レイテンシーフローの作成を行っています。本セッションでは、ある企業では SAP データの Time to Value を2倍に加速し、別の企業では様々な AWS サービスへのリアルタイムレプリケーションにより計算コストを 30% 削減した事例をご紹介します。Qlik は AWS のためのエンドツーエンドのデータ統合と分析ソリューションでクラウド分析を加速し、生データから情報に基づいた行動へと導きます。本講演は、AWS パートナーである Qlik の提供でお送りします。

SAP on AWS チームおよびカスタマーコミュニティとつながる

Enterprise Workloads Kiosk でお会いしましょう

AWS Enterprise Workloads Kiosk は、Expo の AWS Village にあり、AWS の専門家とエンタープライズ移行とモダナイゼーション戦略について深く掘り下げ、最新のデモを見たり、質問をしたり、同僚と話をしたりすることができます。ブース番号は 25 と 26 です。

SAP on AWS カスタマーコミュニティに参加する

SAP on AWS を既にご利用のお客様は、SAP on AWS カスタマーコミュニティへの参加方法について SAP のスペシャリストにお尋ねください。

AWS re:Invent に今すぐ登録する

AWS re:Invent のすべてを体験するために、今すぐ参加登録をすることができます。参加登録には無料のバーチャルアクセスが含まれますので、登録は 1 回で済みます。

また、ラスベガスにお越しになれない場合は、バーチャル登録も可能です。

会場でお会いできるのを楽しみにしています。

翻訳は Partner SA 松本が担当しました。原文はこちらです。