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ジョージア州知事は、5,000名超の住民のAWS認定取得を支援

今回のブログでは、 AWSジャパン・パブリックセクターより、「住民にクラウド・スキルのトレーニングを提供している米国の州政府の取り組み」を紹介します。
AWSでは、類似の取り組みを一緒に構想いただける日本の公的機関との対話を歓迎します。ご不明の点、「Contact Us」までお問合せください。(以下、米国現地のチームが執筆したブログの翻訳となります。)

ジョージア州は5,500人を訓練

Brian Kemp ジョージア州知事は今週[ 訳注:2021年6月第二週]、ジョージア工科システム大学 (Technical College System of Georgia)、ジョージア州教育省 (GADOE)、ジョージア技術協会 (TAG)、および AWS による共同の取り組みを発表しました。このジョイント・イニシアティブにより、ジョージア州の学ぶ意欲を持つ住民は、需要の高い仕事で求められるスキルに特化したトレーニングを受け、新たなスキルを身につけることができます。連携を発表した4つの組織は、クラウド・コンピューティングに熟練した「専門家の数」を増やすことに焦点を当て、テクノロジー分野でニーズが高まっているスキルアップ・トレーニング、カリキュラム、就職活動のサポートを体系的に提供するために協力しています。この取り組みを通じて、 ジョージア州の教育機関は、2024 年までに AWS 認定を取得することを目指せるよう、州全体で 5,500 人もの学習者をトレーニングする計画です。
 この州全体での取り組みにより、AWSはKempジョージア州知事の掲げる政策アジェンダ── 「教育政策、そして経済政策の優先的な達成」を後押しします。これには、業界全体で熟練した労働力の養成を促すことで、ジョージア州自体の成長にコミットし、急速な変化を続ける経済成長を加速しサポートすること、またデュアル・エンロールメント( 訳注:高校生が大学レベルのクラスを履修し、高校と大学の単位の両方を取得できるプログラム)の機会を増やすこと──などが含まれます。この取り組みを通じて、ジョージア州の高校やコミュニティ・カレッジは、需要の高い技術キャリアを目指す際に必要となるスキルに適したクラウド・コンピューティング・コースや資格認定を提供します。またこの取り組みにより、地方・郊外のコミュニティを支援するスタンスを鮮明にし、 地方雇用イニシアチブの成果を高め、今後のプログラムを通じて利用できるリソースや学習機会に対して、同州の地方に住む個々人が容易にアクセスできるようになります。

ジョージア州での技術トレーニングの必要性

ジョージア州は、活況を呈するテクノロジー分野の最前線に立っています。Forbes 誌は、州都アトランタを「明日の技術のメッカになる準備ができている、 5 つの米国の都市」の 1 つにノミネートしました。2010 年以降、アトランタでは技術職のポジション数が 46% 増加しています。Economic Modeling Specialist International (EMSI) によると、ジョージア州には現在、 125,000 件以上のクラウド・コンピューティング関連の仕事があります。

COVID-19 のパンデミックでの経験から、州や地域経済の維持と成長における「技術の重要性」が明らかになりました。パンデミック初期の数か月間で、またたく間に「フィジカルからデジタルへの移行」が進み、あらゆる業界、雇用者、市民、消費者は、「テクノロジー・ソリューションで”手に職をつける”こと」が、日常業務と生活を維持するうえで不可欠であることを強く認識するようになりました。パンデミックはまた、都市コミュニティと農村コミュニティとの間の格差の拡大を浮き彫りにしました。ほとんどの農村地域では、ブロードバンド接続の欠如によって、リモート学習やリモートワークが実現できないという問題が深刻化しました。

今回のジョージア州とAWSの取り組みは、パンデミックによって明らかになった「機会」と「課題」の両方に対処し、ジョージア州のテック業界の成長軌道を加速するべく、貢献するものです。AWS は、ジョージア州においてソフトウェア開発、クラウド・アーキテクチャ、データサイエンス、サイバーセキュリティ、クラウド・サポートエンジニアなどの求人を行なうさまざまな分野や業界の機関・企業のために、それらの職務に必要な「スキル獲得」に焦点を当てたテックスキル・トレーニングと教育プログラムを体系的に提供します。

ジョージア技術協会 (TAG) は、この取り組みに重要な要素を付け加えてくれます。つまり、トレーニング、カリキュラム、就職支援の機会を、[これまでこうしたリソースから疎外されていた]農村コミュニティが確実に利用できるようにするのです。また、TAG は、テクノロジーに関連した教育と影響を促進するために、州内の企業にも協力を仰ぎます。これには、AWS と共同で、州全体の農村地域に所在する企業がスキルアップ・トレーニングの恩恵を受けられるようにすることも含まれます。こうしたプログラムを修了した農村コミュニティの学習者は、学齢期であろうと後の成熟したキャリアの段階であろうと、クラウド・コンピューティングのスキルを持つ専門家を探している TAG のメンバー企業に紹介を受けることができます。

「Pyramid Academy は、AWS スキルを備えたより多くの労働力を送り出せることを非常にうれしく思っています」と、地元の TAG 協会加盟企業である Pyramid Consulting のオペレーションディレクター Somya Tirath 氏は述べています。「AWS と協力することで、弊社は 2つの方面で貢献出来ていると感じます。まず、貴重なクラウドスキルを学び、経済的に魅力的な安定したテクノロジー関連の仕事に就きたい個人向けの支援です。第2に、大きな人材ギャップを埋めるためのクライアント企業向けの支援です──この2つが、今回の取り組みで達成できているのです。」

学生にスキルを与え、送り出す

この取り組みを通じて、ジョージア工科システム大学 (Technical College System of Georgia)とジョージア州教育省は AWS Academy と協力して、同州の教育機関がクラウド・コンピューティングのカリキュラムを確立し、需要が高いクラウド関係の多くの仕事に必要な、業界でも認められた AWS 認定を学生たちが取得できるように支援します。 初等教育機関(K12 機関)にとって、このコラボレーションは、学生がグローバル経済で成功するための準備をし、多くの学生たちにデュアル・エンロールメントのための新規の機会を提供し、高校卒業に先立って市場でトップレベルの就職スキルを体得してもらう──というジョージア州教育省のミッションを支援するものです。ジョージア州立学校の監督者である Richard Woods 氏は、「私たちは、すべての生徒のチャンスを拡大し、来たるべき彼・彼女らの人生とやりがいのあるキャリアに向けての準備を行うことに、コミットしています」と、述べました。「私たちは、クラウド・コンピューティングの分野で州全体で 1,200 人の学生に認定資格を取得させ、繁栄するこのテック業界でのキャリアへの道を拓くことを目標としています。」

AWS トレーニングと認定および AWS Academy の詳細もぜひご覧ください。また、当社のエキスパートチームに質問がある場合は、日本の公共調達渉外のチーム aws-jpps-capture[@]amazon.comまでお問い合わせください。

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このブログは英文での原文ブログを参照し(著者は下記のRebecca Allyn とKimberlee Carlile)、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 パブリックセクター 統括本部長補佐(公共調達渉外担当)の小木郁夫が翻訳・執筆しました。

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小木 郁夫
AWSジャパン パブリックセクター
統括本部長 補佐(公共調達渉外)
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#AWSCultureChamp (2021年7月~)