Amazon Web Services ブログ
AWSのDatabase活用セミナー ~データ活用・DR対策&可用性向上~
先日(2023/6/7) 開催した 「AWSのDatabase活用セミナー ~データ活用・DR対策&可用性向上~」の動画を公開しました。今回のセミナーでは、 AWSの可用性の考え方を訴求し障害対策の観点で、RDSにおけるDR対策についての紹介、また、QuickSightのクエリを投げることで、DB負荷に繋がる懸念を排除するためのリードレプリカの活用手法を案内しました。以下のアジェンダで実施しております。
- 可用性向上&ディザスタリカバリ(Disaster Recovery)対策について(講演者: 藤田 将大)
- AWS設計のベストプラクティス
- RDSの可用性向上
- DR対策
- 利用方法と活用例
- RDSのデータをすぐにビジネス活用しよう!(講演者: 伊東 大騎)
- なぜデータ分析をするのか
- クラウドのBIツールで分析業務の効率化
- 利用方法と活用例
【動画視聴・資料DL】
- AWSのDatabase活用セミナー ~データ活用・DR対策&可用性向上~
当日は参加者の皆様には数多くの 「Q&A 」を頂いております。頂いた「 Q&A」について、以下にご紹介いたします共有しております。
【Q&A】
Q. 「Amazon RDS」のリードレプリカを利用した場合、接続先はマスター側で自動で振り分けられるのでしょうか。 または振り分けるコントローラがほかにあるのでしょうか?
A. 負荷分散の方法について、詳細は下記のDocumentにてご参照ください。
https://repost.aws/ja/knowledge-center/requests-rds-read-replicas
Q. IoTデータを分析可視化しようと考えています。DatabaseとしてRDSを例に挙げて頂いていますが、 QuickSightとNeptuneとの相性はいかがでしょうか?
A. 現状QuickSightのコネクターとしてNeptuneは対応していません。現時点QuickSightがサポートしてるデータソースは、下記公式ドキュメントをご確認ください。
https://docs.thinkwithwp.com/ja_jp/quicksight/latest/user/supported-data-sources.html
Q. 分析用途のバックアップとして、「Amazon RDS」のクロスリージョンリードレプリカを利用する場合、リードレプリカのリアルタイム性(例えば時間や数値的に定量的な情報)はいかがでしょうか?
A. ワークロードにより異なるため、お客様のワークロードに合わせた検証でレプリカラグの状況をご確認ください。
Q. QuickSightでデータソースをS3にする場合、負荷を分散する視点から見ると、オリジナルデータまたはリージョンバックアップ、どちらのほうがおすすめでしょうか?
A. QuickSightをS3と直接接続する場合はインメモリのSPICEに取り込む形となります。※SPICEの利用について、無償で利用できる容量を超えた分のみ課金します。
Q. QuickSightでサポートされるデータソース沢山ありますが、データ分析が一定の規模を超えた場合、パフォーマンスの視点でRedshiftなど他のAWSのサービスの利用がおすすめでしょうか?
A. Redshiftのような分散型のデータウェアハウスが、大量の分析クエリーの実行に強いため、その際ご検討頂ければと思います。
Q. QuickSightで接続できるデータソースについて、 インターネットに接続できない環境( PrivateSubnet内のDBや、オンプレミスのDBなど)についても参照可能でしょうか?
A. Direct Connectでオンプレミス環境にあるデータソースと接続することができます。一部のDBに対してはPrivateLinkも対応しています。
Q. QuickSightを使用する際、外部サービスからデータを引っ張ってQuickSightを利用することは可能ですか?
A. 可能です。具体的な方法として下記2つがございます。
(1) QuickSightのコネクターを利用。
現時点QuickSightがサポートしてるデータソースは、下記公式ドキュメントをご確認ください。
https://docs.thinkwithwp.com/ja_jp/quicksight/latest/user/supported-data-sources.html
(2)外部からデータをS3などのストレージサービスに保存してから、QuickSightに接続。
Q. ファイル形式によってSPICEへのデータ更新時間は変わるでしょうか?
A. はい、データの内容によって異なりますので、一度お試し頂くのが確実です。
Q. QuickSightがRDSを参照する際、RDSのデータ転送コストなど、何らかのコストは発生するのでしょうか?
A. QuickSightから各データソースに接続するためのコストは発生しません。接続先のサービスに関するコストは別途発生します。
Q. データあれば簡単に分析開始できると思ったが、自分たちのやってみたい分析が本当にできるのか試してみないとわからない。お試しで使えたり、試用を支援してくれるようなリソースはありますか?
A. QuickSightを開設して頂くと、30日間の無料額がご利用できますので、色々お試しして頂けます。それ以外下記のリソースが提供されます。
(1)ハンズオンキット:https://thinkwithwp.com/jp/blogs/news/amazon-quicksight-handson-202006/
(2)デモサイト:https://democentral.learnquicksight.online/#