Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2023/9/18週
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの根本です。
今週も週刊AWSをお届けします。
突然ですが、みなさんAWSome Dayをご存知でしょうか?
AWSはAWSome Day Online ConferenceというAWSクラウドの基礎を3時間で学ぶオンラインイベントを開催しています。
次回2023年11月16日(木)が年内最後の開催予定となりますのでご興味ある方はこの機会を逃さずにご登録をお願いします!
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2023年9月18日週の主要なアップデート
- 9/18(月)
- Amazon EBS Multi-Attach on io2 volumes now supports NVMe reservations
Amazon EBS io2でのMulti-Attach volumeがNVMe reservationsによるストレージフェンシングをサポートしました。今回のアップデートにより柔軟な排他制御が可能になり、例えばSQL Server フェールオーバー クラスター インスタンス(FCI)などのストレージフェンシングを必要とするアプリケーションを単一のアベイラビリティゾーンにデプロイできるようになりました。詳細についてはブログもご確認ください。
- Amazon RDS Performance Insights supports SQL-level metrics for Amazon RDS for SQL Server
Amazon RDS Performance InsightsがAmazon RDS for SQL ServerのSQL レベル メトリクスをサポートしました。これにより実行回数の多い、実行時間が長い、あるいは実行中に停止したSQLクエリを簡単に特定できるようになりました。
- Amazon EBS Multi-Attach on io2 volumes now supports NVMe reservations
- 9/19(火)
- Announcing general availability of Amazon EC2 M2 Pro Mac instances for macOS
Amazon EC2 M2 Pro Mac インスタンスがGAしました。M2 Pro Mac インスタンスはApple M2 Pro Mav Miniコンピューターで構築されており、Appleプラットフォーム向けのアプリケーション構築やテストの際に既存のM1 Mac インスタンスより最大35%速いパフォーマンスを実現します。米国西部(オレゴン)と米国東部(オハイオ)のリージョンでご利用いただけます。
- Announcing general availability of Amazon EC2 M2 Pro Mac instances for macOS
- 9/20(水)
- Amazon RDS for Oracle supports M6i, R6i, and R5b instances in new regions
Amazon RDS for OracleのM6i、R6i、R5bサポートリージョンが追加されました。M6iインスタンスは新たに大阪を含む9リージョン、R6iは大阪を含む8リージョン、R5bは6リージョンでご利用いただけます。
- Announcing Swift Package Manager support in AWS CodeArtifact
AWS CodeArtifactのSwift パッケージ マネージャー(SwiftPM)サポートがGAされました。前日のM2 Pro Mac インスタンス同様Appleプラットフォーム向けのアプリケーション開発をサポートするアップデートになります。 AWS CodeArtifactのSwiftPMサポートは東京を含む13のCodeArtifactを提供する全リージョンで利用可能です。
- Amazon Location Services announces a price reduction of up to 75% for tracking and geofencing
Amazon Location Serviceの値下げが発表されました。月間の利用料に応じて4段階の料金モデルが提供されるようになったことで位置情報追跡時に利用するトラッキングの書き込みが最大75%、追跡対象が指定範囲に入った際の通知等に利用するジオフェンシングの位置評価が最大70%値下げになります。この値下げは2023年9月1日付で適用され自動的にAWSの請求に反映されます。
- Amazon RDS for Oracle supports M6i, R6i, and R5b instances in new regions
- 9/21(木)
- Amazon Corretto 21 is now generally available
Amazonの提供するOpenJDK21ディストリビューションであるAmazon Corretto 21がGAしました。このバージョンは長期サポート(LTS)の対象になっており、Linux、Windows、およびmacOSで利用できます。OpenJDK21の特徴的な機能の詳細はWhat’s Newの記事やOpenJDKのプロジェクトページをご確認ください。
- Simulate interruptions in your Spot Fleet directly from the Amazon EC2 Console
Amazon EC2のコンソールから直接スポットフリートに対してインスタンスの中断を注入できるようになりました。2022年にAWS Fault Injection Simulator (FIS)を使用して単一のEC2スポットインスタンスの中断をシュミレートできる機能がリリースされましたが、その機能が強化され、スポットフリートに対応した形になります。この機能はFISを利用できるすべてのAWSリージョンで利用可能です。
- Amazon Corretto 21 is now generally available
- 9/22(金)
- Amazon DocumentDB (with MongoDB compatibility) supports in-place major version upgrade
Amazon DocumentDB (MongoDB 互換)がバージョン3.6, 4.0からバージョン5.0への既存クラスタのメジャーバーションアップグレード(MVU)をサポートしました。これまではデータベース移行ツールやバックアップしての対応が必要でしたが、AWSコンソール、SDKやCLIと使用して一括アップデートすることが可能です。詳細はドキュメントもご確認ください。
- AWS App Runner launches improvements for Auto-Scaling configuration management
AWS App Runnerのオートスケーリング設定(ASC)をより柔軟に管理できるようになりました。これまでASCリソースの管理には一定の制限があり、既存のASCの更新やデフォルトASCを設定することができませんでした。今回の改善によりApp Runnnerを作成するときのデフォルトASCを設定したり、既存のASCの更新、使用するACSの一覧表示等が可能になりました。詳細についてはドキュメントもご確認ください。
- Amazon DocumentDB (with MongoDB compatibility) supports in-place major version upgrade
9月も最終週になり、地域によっては朝晩は冷え込むようになってきました。どうぞ体調にお気をつけてください。
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 根本 裕規 (twitter – @rr250r_smr)