Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2023/8/21週
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの根本です。
今週も週刊AWSをお届けします。
先週からAWS デジタル社会実現ツアー 2023が開始されました。「地域創生を“さらに”一歩進めるには?」をテーマに全国13都市で開催されるリアルイベントです。10月4日まで各地域で開催されるので、ご興味のある方は是非チェックしてみてください。
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2023年8月21日週の主要なアップデート
- 8/21(月)
- Amazon Aurora Global Database introduces Global Database Failover
Amazon Aurora Global Databaseがリージョン停止等の計画外のイベントに対してのリージョン間のデータベースフェイルオーバーに対応しました。これまでも計画的なリージョン間のフェイルオーバーは実施することが可能でしたが、今回のアップデートにより計画外のイベントの場合も通常1分でセカンダリリージョンを新しいプライマリリージョンに変換することが可能となります。詳細についてはこちらのブログも是非ご参考ください。
- AWS Elemental MediaConvert now available in the Osaka and Melbourne regions
放送業務での利用にも耐える機能を備えた動画変換サービスであるAWS Elemental MediaConvertが新たに大阪リージョンととメルボルンリージョンで使えるようになりました。
- AWS PrivateLink announces support for user defined IP on VPC endpoints
AWS PrivateLink VPC endpointのIPアドレスを選択できるようになりました。AWS PrivateLinkはVPC・AWSサービス・およびお客様のオンプレミスネットワーク間のプライベート接続をトラフィックをインターネットに公開することなく接続するためのサービスです。これまでは作成時にランダムなIPアドレスが割り振られていましたが、この更新によりIPv4とIPv6のIPアドレスを選択することが可能になりました。
- Amazon Aurora Global Database introduces Global Database Failover
- 8/22(火)
- Amazon VPC Reachability Analyzer and Amazon VPC Network Access Analyzer are now available in an additional region
ご要望頂いていた皆様お待たせいたしました。大阪リージョンでVPC Reachability AnalyzerとVPC Network Access Analyzerをご利用いただけるようになりました!
- Amazon VPC Reachability Analyzer and Amazon VPC Network Access Analyzer are now available in an additional region
- 8/23(水)
- AWS Certificate Manager introduces Enterprise Controls to help govern certificate issuance
AWS Certificate Manager(ACM)でAWS IAMの条件コンテキストキーを使用できるようになりました。このアップデートによりユーザが組織の公開鍵基盤のガイドラインに準拠した証明書を発行していることを確認できます。例えば、特定の証明書の検証のみを許可することや、サブドメインやワイルドカード名などの特定ドメイン名の証明書をリクエストできるユーザを認証することができます。その他詳細についてはこちらのドキュメントをご参照ください。この機能は、ACM が利用可能なすべてのAWSリージョンで利用できます。
- Announcing AWS Dedicated Local Zones
AWS Dedicated Local Zonesが発表されました。データレジデンシー等の規制要件を満たすのを目的としてお客様が指定した場所もしくはデータセンターに専用のインフラストラクチャを配置するサービスで、Amazon
EC2、Amazon VPC、Amazon EBS、ELB、Amazon ECS、Amazon EKS、AWS Direct Connect等が利用可能です。想定する利用目的、AWS Outpostsとの違い等はFAQsも参考にしてください!
- AWS Certificate Manager introduces Enterprise Controls to help govern certificate issuance
- 8/24(木)
- Amazon RDS for PostgreSQL supports minor versions 15.4, 14.9, 13.12, 12.16, and 11.21
Amazon RDS for PostgreSQLがPostgreSQL 15.4、14.9、13.12、12.16、11.21 のマイナーバージョンをサポートするようになりました。これらのバージョンでは既知のセキュリティ脆弱性の修正、およびバグ修正、パフォーマンスの向上に加え、地理的インデックスシステムの新しい拡張機能h3-pgなどの新機能もサポートされています。
- Amazon SageMaker announces preview of GPU/CPU profiler tooling for deep learning model development
Amazon SageMaker Profilerのプレビュー公開がアナウンスされました。ディープラーニングのモデル開発のためのオブザーバビリティツールであるAmazon SageMaker ProfilerはGPUとCPU の使用率メトリクス、高解像度のGPU/CPUトレースプロット、カスタムアノテーション他を可視化しボトルネックの特定やオーバーヘッドの削減などの最適化を支援するツールです。プレビュー期間中、オハイオ、バージニア北部、オレゴン、フランクフルト、アイルランドリージョンにて無料で利用可能です。
- Amazon RDS for PostgreSQL supports minor versions 15.4, 14.9, 13.12, 12.16, and 11.21
- 8/25(金)
- Amazon Connect launches granular access controls for the agent activity audit report
Amazon Connectのエージェントアクティビティ監査レポートのきめ細かい権限管理ができるようになりました。これにより特定のエージェントの過去のステータス等を付与したタグベースで制御可能になります。この機能は東京を含む9つのリージョンで利用可能です。
- Amazon QuickSight adds scheduled and programmatic export to Excel format
Amazon QuickSightでダッシュボードの任意のシートから複数のテーブルやピボットテーブルをExcel形式でスケジュール生成することができるようになりました。同時にプログラム経由の実行で使うSnapshot Export APIもPDF、CSVに加えてExcel形式をサポートしました。この機能を使うにはAmazon QuickSight Enterprise エディションとページ分割レポートのサブスクリプションが必要です。
- Amazon Connect launches granular access controls for the agent activity audit report
皆さんAWS Workshopsをご存知でしょうか? AWSの様々なサービスのワークショップをこちらから利用可能です。日本語対応しているものはこちらにもまとまっていますので是非ご活用ください。最近日本語化されたものだとRedshift Immersion Labsなどがございます。
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 根本 裕規 (twitter – @rr250r_smr)