Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2023/3/13週
みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの小林です。
先週もお知らせしましたが、AWS Summit Tokyoへの参加登録が始まっています。セッション受講の申し込みも可能ですので、ぜひ早めに確認いただくことをおすすめします。日付は4/20(木)と4/21(金)の2日間で、幕張メッセでの開催となります。私も現地で色々な活動をやっている予定ですので、たくさんの方にお会いできるのではと今から楽しみにしています。
それでは、3月13日週のアップデートを振り返ってみましょう。
2023 年 3 月 13 日週の主要なアップデート
- 3/13(月)
- Amazon NeptuneがSlow Query Logをサポート
フルマネージドなグラフDBのサービス、Amazon NeptuneがSlow Query Logに対応しました。遅いクエリの実行時間やレスポンスコードをAmazon CloudWatch Logsに出力することで、パフォーマンスチューニングをこれまでよりも容易に実行可能になります。 - Amazon OpenSearch ServiceがOpenSearchのバージョン2.5に対応
Amazon OpenSearch ServiceでOpenSearchとOpenSearch Dashboardのバージョン2.5を実行可能になりました。OpenSearchにおけるバージョン2.5での改良点についてはこちらをご覧ください。
- Amazon NeptuneがSlow Query Logをサポート
- 3/14(火)
- AWS Data Exchange for Amazon S3が一般利用開始に
サードパーティが提供するデータを利用したデータ分析を容易にするAWS Data Exchange for Amazon S3が一般利用開始になりました。この機能を利用すると、データコピーや管理の必要なく必要なデータが格納されたS3バケットにアクセスでき、簡単にデータの活用を始めることが可能です。 - Amazon S3のオンプレミスネットワークからのプライベート接続がシンプルに
Amazon S3のインターフェイス型VPCエンドポイントで、プライベートDNSオプションがサポートされました。この機能を利用すると、オンプレミスのアプリケーションはインタフェース型VPCエンドポイント経由でS3にアクセスさせ、VPC内のアプリケーションからは比較的安価なゲートウェイ型VPCエンドポイント経由でS3にアクセスさせる構成を取ることが可能になります。 - Amazon S3 Multi Region Access Pointがマルチアカウントに対応
Amazon S3 Multi Region Access Pointが複数のアカウントの間で複製されるデータセットをサポートしました。複数のリージョンやアカウントにまたがるデータセットにアクセスする必要のあるアプリケーションにおいても、S3への接続をルーティングすることなく、シンプルなデータへのアクセスが実現されます。 - Amazon OpenSearch Serviceのセキュリティ分析機能を発表
Amazon OpenSearch Serviceで脅威の監視、検出、アラート機能を提供するセキュリティ分析機能を発表しました。2,200を超えるオープンソースのSigmaセキュリティルールがパッケージ化されており、OpenSearchのなかでセキュリティインシデントを調査可能です。
- AWS Data Exchange for Amazon S3が一般利用開始に
- 3/15(水)
- Amazon Linux 2023を発表
クラウド上のアプリケーションを開発・実行するために安全で安定した環境を提供する、Amazon Linux 2023(AL2023)を発表しました。AL2023移行、新しいAmazon Linuxのメジャーバージョンは2年ごとの頻度でリリースされ、最大5年間のサポートが提供されます。Amazon Linux 2とAL2023の違いについてはこちらをご覧ください。ブログ記事もどうぞ。
- Amazon Linux 2023を発表
- 3/16(木)
- Amazon GuardDuty RDS Protection for Amazon Auroraが一般利用開始に
マネージドな脅威検出サービスであるAmazon GuardDutyでは、Amazon Auroraに対するアクセスを分析・監視することが可能です。今回、この機能が一般利用開始になりました。
- Amazon GuardDuty RDS Protection for Amazon Auroraが一般利用開始に
- 3/17(金)
- AWS Database Migration ServiceでS3に対するデータ出力時のバリデーションをサポート
AWS Database Migration ServiceがS3に対してデータ出力を行った際に、正確にデータが出力されたことを確認するバリデーション処理に対応しました。 - Amazon CloudWatch LogsでAmazon VPC Flow Logsの強化されたメタデータをサポート
Amazon CloudWatch LogsがAmazon VPC Flow Logsが出力するログのデフォルトフィールドに加えて、強化されたメタデータ部分の取込みにも対応できるようになりました。これらのメタデータ部分にはリージョンやアベイラビリティゾーンIDなどを識別するためのフィールドやプロトコルなどが含まれており、トラフィックに対する分析に有益な情報となります。
- AWS Database Migration ServiceでS3に対するデータ出力時のバリデーションをサポート
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 小林 正人 (twitter – @maccho_j)