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週刊AWS – 2022/5/16週
みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの小林です。
いよいよ日本でも AWS Summit Online が開催されます。5/25 (水)と26 (木) の 2 日間にわたって開催予定ですが、登録はお済みでしょうか?まだの方もご心配なく。今からでも間に合います。様々なお客様や、ゲストスピーカーの皆様のナレッジはとても興味深いものになっていますので、お見逃しなく。もちろん AWS 社員も全力で役立つ情報を発信していきますので、ご期待ください。
それでは、5 月 16 日週のアップデートを振り返ってみましょう。
2022 年 5 月 16 日週の主要なアップデート
- 5/16(月)
- Amazon EC2 の I4i metal インスタンスがローンチ
ストレージ I/O が重要な用途に向けて設計された I4i のベアメタルインスタンスがご利用頂けるようになりました。I3 と比較して I/O レイテンシーが最大 60% 高速化し、レイテンシーの変動も最大 75% 削減され安定した性能が期待できます。現時点ではオハイオ、バージニア、オレゴン、アイルランドの各リージョンでご利用頂けます。
- Amazon EC2 の I4i metal インスタンスがローンチ
- 5/17 (火)
- Amazon Redshift で新しいトランザクション分離レベルを設定可能に
Amazon Redshift でトランザクション分離レベルであるSNAPSHOT ISOLATIONを設定可能になりました。従来のSERIALIZABLEと比較して同時実行性を高めることが可能です。プロビジョンされたクラスタは SERIALIZABLE がデフォルトで、Redshift Severless のクラスタは SNAPSHOT ISOLATION がデフォルトになりますのでご注意を。詳細についてはドキュメントもチェックしてください。 - Amazon CloudWatch のコンソールエクスペリエンスを改善
Amazon CloudWatch のコンソールが機能強化され、ダッシュボードデータの可視性と操作性の改善が行われました。
- Amazon Redshift で新しいトランザクション分離レベルを設定可能に
- 5/18 (水)
- AWS Backup が Amazon FSx for OpenZFS をサポート
AWS Backup を利用して Amazon FSx for OpenZFS のファイルシステムをバックアップ可能になりました。また、同時に Amazon FSx for NetApp ONTAP のサポートも行われています。 - Amazon QuickSight の 1 クリック公開埋め込み機能が一般提供開始に
Amazon QuickSight で、コーディングや開発なしにダッシュボードを公開 web ページ、wiki 、アプリケーションなどに埋め込むことができる、1 クリック公開埋め込み機能が利用可能になりました。詳細についてはブログもご覧ください。 - AWS Resilience Hub が Terraform や Amazon ECS を含む複数のサービスに対応
アプリケーションの耐障害性の定義、追跡、管理を容易にするAWS Resilience Hub が Amazon ECS/Amazon Route 53/AWS Elastic Disaster Recovery/AWS Backup/Terraform をサポートしました。同時にレジリエンススコアの算出方法の改善と、自動的に日次での評価を実行する機能もリリースされています。 - AWS Encryption SDK for .NET が一般利用開始に
クライアントサイドでのデータ暗号化・復号を容易に実現するライブラリ、AWS Encryption SDK の .NET 版がご利用頂けるようになりました。オープンソースとして提供され、GitHub から入手できます。
- AWS Backup が Amazon FSx for OpenZFS をサポート
- 5/19 (木)
- Amazon MQ が新しいバージョンの RabbitMQ をサポート
Amazon MQ が RabbitMQ のバージョン 3.9.16 をサポートしました。同時に、バージョン 3.8.30 もサポートされています。バージョン 3.9.13 以前のものや、バージョン 3.8.27 以前のものを利用している場合、今回リリースされた新しいバージョンへのアップグレードが推奨されていますので、ご検討ください。 - Amazon EC2 Auto Scaling の予測スケーリング機能で過去に遡った予測結果の出力が可能に
Amazon EC2 Auto Scaling の予測スケーリング (Predictive Scaling) 機能で、過去 14 日間に遡ってどれくらいの容量が必要だったかを計算させることができるようになりました。過去に遡った予測に基づくリソース量と、実際に必要だったリソース量を比較することで、予測精度の善し悪しを過去の実績に基づいて判断することが可能になります。 - AWS Distro for OpenTelemetry でメトリクスをサポート
AWS Distro for OpenTelemetry でメトリクスがサポートされ、収集したメトリクス Amazon CloudWatch や Amazon Managed Service for Prometheus 、OpenTelemetry Protocol(OTLP) がサポートされているモニタリング先に送信することが可能になりました。
- Amazon MQ が新しいバージョンの RabbitMQ をサポート
- 5/20 (金)
- AWS Control Tower で予防的ガードレールに対する複数のオペレーションが同時実行可能に
AWS Control Tower で予防的ガードレールに対する複数の操作が同時に実行可能になりました。これによって全てのガードレールタイプについて、操作の同時実行が可能になったことになります。
- AWS Control Tower で予防的ガードレールに対する複数のオペレーションが同時実行可能に
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 小林 正人 (twitter – @maccho_j)