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AWS Innovate AI/ML and Data Edition 開催のお知らせ
みなさん、こんにちは。 アマゾン ウェブ サービス ジャパンの機械学習ソリューションアーキテクト 鮫島です。
特定のテーマにフォーカスし最新テクノロジーを学べるオンラインイベント AWS Innovate を2024年2月22日 (木) に開催します。今年最初の開催となる今回は、AI/ML and Data (人工知能、機械学習、データ) がテーマです。特に今回の AWS Innovate は生成 AI に焦点を当て、これから生成 AI に取り組む方も、すでに 生成 AI の取り組みを始めている方も楽しんでいただけるようにしました。具体的には、AWS の生成 AI サービス、AI/ML プラットフォーム、生成 AI の活用シーンを学ぶためのユースケースの紹介を主なトピックとして取り上げます。セッション以外にもハンズオンのコンテンツを用意しているので、手を動かしながら生成 AI を学ぶこともできます。ぜひこの機会に、生成 AI の具体的な活用方法や構築方法を確認いただき、実践にお役立てください。
AWS Innovate の目的: 生成 AI を実業務に適用する
2023 年、生成 AI の技術は瞬く間に人々の生活に広がりました。多くの人が、生成 AI の文章や画像を生成する能力を目の当たりにし、日常のさまざまな業務へ適用することを検討しています。一方でお客様から「生成 AI をどのように使えば良いのかわからない」、「生成 AI を利用してみたいが技術的に難しい」、「生成 AI 単独でしか使っておらず、自社データとの連携ができていない」といった声が上がっており、実業務への適用には乗り越えるべき課題が存在しています。
こうした課題を乗り越えて生成 AI を実業務に適用するために、以下のようなジャーニーを歩むことになるかもしれません。
- 生成 AI のユースケースを学び、実業務にどのように生成 AI を活かすことができるかを理解する。
- ユースケースが定まったら、ユースケースを実現するために必要な生成 AI の技術・サービスについて学ぶ。
- 生成 AI の技術・サービスを理解し、ユースケースを実現するための生成 AI アプリケーションを構築する。
AWS Innovate は、生成 AI のユースケース、AWS サービス、AI/ML プラットフォームを紹介するセッションを提供し、上記の生成 AI を実業務に適用するまでのジャーニーを支援することを目的とします。AWS Innovate に参加するメリットは以下の通りです。
- AWS の生成 AI サービスとユースケースを学び、自社ビジネスへの生成 AI への適用検討を開始できる。
- フルマネージドな環境で生成 AI を活用する方法を学び、生成 AI アプリケーションを効率よく開発できる。
- 生成 AI をはじめとする AI/ML に特化したプラットフォームについて学び、生成 AI の価値を最大化する方法で実装できる。
セッションと見どころ
AWS Innovate は (T1) オープニングセッションで始まり、(T2) 生成 AI、(T3) AI/ML プラットフォーム、(T4) ビジネスユースケースの 3 つのトラックを並列して開催します。全てのセッションは、同日に 2 回提供配信されますので、同じ時間帯のセッションであっても、時間をずらすことによって聴講することが可能です。例えば、これから生成 AI に取り組む方は、まずは (T4) ビジネスユースケースのトラックを聴講してユースケースを理解し、それを実現するために (T2) 生成 AI のトラックを次に聴講するということが可能です。各トラックの見どころについて簡単に紹介します。
(T1) オープニングセッション
オープニングセッションでは、生成 AI への取り組みを継続してイノベーションを起こすためにはどうすれば良いか、お客様の取り組みに AWS がどのように貢献できるかを説明します。生成 AI への取り組みを継続することは困難を伴う場合があり、持続可能な仕組みを用意することが重要です。Amazon は AI/ML への投資を 20 年以上続けており、それによってイノベーションを実現してきました。オープニングセッションでは、Amazon のイノベーションの考え方を踏まえ、特に Data is the differentiator (データを差別化要因として扱う) をキーワードに、生成 AI とデータをどのように組み合わせるかを説明します。
(T2) 生成 AI
生成 AI トラックはお客様が生成 AI を利用するための AWS サービスを紹介します。2023 年の AWS re:Invent で紹介された生成 AI スタックに従い、上段のアプリケーションとしてすぐに利用できるコード生成サービス Amazon CodeWhisperer に関するセッション (T2-4)、中段の生成 AI アプリケーションを構築するためのサービスである Amazon Bedrock (T2-1)、アプリケーション開発方法 (T2-3)、下段の Amazon SageMaker を利用したモデルのファインチューニング (T2-2) や、生成 AI を支えるインフラ技術 (T2-5) のセッションを提供します。
(T3) AI/ML プラットフォーム
生成 AI は非常に広範な AI/ML の技術の一つであり、それらの開発、運用、利用に対しては、これまでの成熟した AI/ML プラットフォームを利用することができます。AWS は機械学習のプラットフォームとして、Amazon SageMaker を 2017 年に発表し 6 年にわたって開発を続けてきました。Amazon SageMaker の機能を活用して生成 AI/ML を含む AI/ML に取り組みたい方へ、最新の情報を提供します。Amazon SageMaker の基礎 (T3-1) から始まり、ノーコードで機械学習を試せるAmazon Canvas (T3-2)、コードを書いてより柔軟に機械学習を試す方向けの Amazon SageMaker Studio (T3-3) のセッションを提供します。すでに機械学習を活用している方が運用を効率化するための MLOps (T3-4) や AI を利用してノーコードでデータを可視化する生成 BI (T3-5) についても紹介します。
(T4) ビジネスユースケース
ビジネスユースケーストラックでは、AWS を活用してすでに生成 AI の取り組みを開始されている丸紅株式会社様、株式会社日立製作所様、株式会社ナウキャスト様をスピーカーとして迎え、生成 AI を実業務にどのように適用しているかをご紹介いただきます。実業務への適用におけるリアルな課題や解決策について知ることができる貴重な機会です。AWS エキスパートからも、生成 AI に取り組もうとしているお客様が「利益につながる」ユースケースを発見するための ML Enablement Workshop の紹介や、典型的なユースケースに対してすぐに適用できる生成 AI サービス Amazon Q の紹介を行います。
ハンズオンセッション
今回の AWS Innovate では、生成 AI をはじめとする3 つのハンズオンセッションをご用意しました。 生成 AI を用いたアプリケーションを簡単に構築可能なサービス Amazon Bedrock の使い方をステップバイステップで紹介する「Amazon Bedrock 入門ハンズオン」をはじめ、「ノーコード ML ツール Amazon SageMaker Canvas の始め方」、「Amazon CodeWhisperer を活用する Amazon SageMaker Studio 入門ハンズオン」をご用意してお待ちしています。ハンズオンセッションは、イベントプラットフォームの「ハンズオン & 関連資料」チャンネルにて、 ご自身の AWS アカウントでいつでもお試しいただけます。
いますぐ AWS Innovate に申し込みましょう
2 月 22 日 (木) のみなさまのご参加をお待ちしています。当日はチャット形式のライブ Q&A も実施しますので、AI/ML やデータ活用についての疑問点、お悩みなどもお気軽にお寄せください。みなさまと会話できることを楽しみにしております。
詳細・お申し込みはこちらから!