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Amazon RDS Update – MySQL 5.7 のサポート

MySQL 5.7 を実行する Amazon RDS データベースインスタンスを起動できるようになりました。

このリリースの MySQL では、パフォーマンス、スケーラビリティ、およびセキュリティに関して多くの機能拡張が提供されています。最も重要で現実の問題に強く関連する機能拡張のいくつかを、次に示します。

  • JSON データと、次の組み込み JSON 関数のネイティブサポートJSON_ARRAYJSON_OBJECTJSON_QUOTEJSON_CONTAINSJSON_CONTAINS_PATHJSON_EXTRACTJSON_KEYSJSON_SEARCHJSON_APPENDJSON_ARRAY_APPENDJSON_ARRAY_INSERTJSON_INSERTJSON_MERGEJSON_REMOVEJSON_REPLACEJSON_SETJSON_UNQUOTEJSON_DEPTHJSON_LENGTHJSON_TYPE、および JSON_VALID
  • 新規および強化されたパフォーマンスメトリックスへのアクセスを提供するパフォーマンススキーマ
  • 解析、EXPLAIN、およびクエリの処理向上を実現するオプティマイザーの強化。
  • ネイティブ InnoDB 空間インデックスと Boost.Geometry との統合機能を備えた GIS (詳細については、「MySQL 5.7 and GIS, an Example」と「Making Use of Boost Geometry in MySQL GIS」を参照)。
  • 新しい論理クロックモードの使用による並列レプリケーションの強化 (詳細については、「Multi-threaded Replication Performance in MySQL 5.7」を参照)。
  • InnoDB のスケーラビリティと一時テーブルのパフォーマンスの強化。クラッシュ回復時のテーブルスペース検出と動的バッファプールリサイジングの強化。

詳細については、「MySQL 5.7 Release Notes」を参照してください!

データベースインスタンスの起動
他のインスタンスと同じように、これらのインスタンスは、AWS マネジメントコンソールAWS コマンドラインインターフェイス (CLI)AWS Tools for Windows PowerShell、RDS API (CreateDBInstance)、または CloudFormation テンプレートから起動できます。次に、コンソールからデータベースインスタンスを起動する方法を示します。

インスタンスを起動したら、セキュリティグループを編集して、使用している EC2 インスタンスのパブリック IP アドレスを含めます。次に、いつものように、そのアドレスに接続します。

新しいパフォーマンススキーマを簡単に確認します。

このデモでは、時間が限られており、使用している MySQL も陳腐なものですので、新しい機能はいずれも実行していません。これは、皆さんにお任せします。

すぐに利用できます
Amazon RDS for MySQL は、米国東部 (バージニア北部)米国西部 (北カリフォルニア)米国西部 (オレゴン)欧州 (アイルランド)欧州 (フランクフルト)アジアパシフィック (シンガポール), アジアパシフィック (シドニー), アジアパシフィック (東京), アジアパシフィック (ソウル), 中国 (北京)南米 (ブラジル)、および AWS GovCloud (米国) の各リージョンで利用できます。


Jeff

追記 – 多くの方から、バージョン 5.6 からバージョン 5.7 へのインプレースアップグレードについての問い合わせがありました。開発チームに問い合わせたところ、これは機能することが確認されました。開発チームは、できるだけ早急にバージョン 5.7 が利用できるようになることを切望しており、現在使用できる 2 つのアップグレードオプション (ダンプ & リロードまたはレプリカの読み込み) を推奨しています。