Amazon Web Services ブログ
東京リージョンで Amazon Aurora with PostgreSQL Compatibility をご利用可能に
Amazon Aurora PostgreSQL-compatible edition が、アジアパシフィック (東京) でも利用可能となりました。これにより、データベースの構築、可用性、スケーラビリティを確保するための選択肢が広がります。
Amazon Aurora は、ハイエンドな商用データベースのパフォーマンスと可用性、オープンソースデータベースのシンプルさとコスト効率性を兼ね備えています。Amazon Aurora は、一般的な PostgreSQL データベースと比べてパフォーマンスが最大 3 倍であり、さらにより高いスケーラビリティ、耐用性、およびセキュリティを備えています。詳しくは、Amazon Aurora の製品ページをご覧ください。リージョンごとのサポート状況については、製品およびサービス一覧をご覧ください。
Recent Updates
2018年に入り、RDS for PostgreSQL からの移行に関して機能が追加されています。
- Amazon RDS for PostgreSQL のリードレプリカとして Aurora PostgreSQL レプリカの作成:これにより、スナップショットからの移行に比べてよりダウンタイムの短い移行が実現できます。
- 暗号化されたスナップショットからの移行:これにより暗号化された状態を維持したまま、 RDS for PostgreSQL インスタンスからの移行が可能です。
移行について
既存のデータベースからの移行については、その運用環境に基づいて、いくつかの選択肢が考えられます。RDS for PostgreSQL をご利用の場合、AWS が提供する機能を利用して移行できます。上記のアップデートでも紹介しましたが、具体的には以下の通りです。
注意点として、上記の2つの機能を利用するためには、現在のところ RDS for PostgreSQL 9.6.1 – 9.6.3 を利用している必要があります。
その他のバージョンの RDS for PostgreSQL や Amazon EC2 などその他のプラットフォームで PostgreSQL を利用している場合は、通常の PostgreSQL と同様の方法で移行が可能です。 RDS for PostgreSQL のドキュメントではありますが、こちらのドキュメントが参考になるかと思います。加えて、AWS Database Migration Service を利用してよりダウンタイムの短い移行を検討いただくことも可能です。
その他のエンジンを利用している場合は、AWS Database Migration Service や Schema Conversion Tool が、商用データベースやオープンソースデータベースに格納されているデータを Amazon Aurora に移行するサポートを行います。Schema Conversion Tool は、既存のデータベーススキーマ、コードのアセスメントを素早く行い、お客様が MySQL, PostgreSQL のどちらを選択すべきかをサポートしてくれるでしょう。期間限定プログラムである、Free DMS プログラムにより、無料で DMS, SCT を利用して、Aurora に移行することができます。最大 6ヶ月まで複数のタイプの DMS インスタンスを無料でご利用いただけます。併せて、下記のリファレンスも参考にしていただければと思います。
- Oracle Database からAurora & Redshift に移行するための実践ガイド
- OracleDBからPostgreSQLへの移行
- Challenges When Migrating from Oracle to PostgreSQL—and How to Overcome Them(英語)
Available Now
Amazon Aurora with PostgreSQL Compatibility は本日より、アジアパシフィック(東京)リージョンでご利用可能です。ぜひご利用ください。
本ブログはこちらの原文を元にSA江川が執筆しました。