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Amazon Aurora マルチマスタークラスターが東京リージョンに対応しました
みなさん、こんにちは。アマゾン ウェブ サービス ジャパン、シニアエバンジェリストの亀田です。
Amazon Auroraのマルチマスタークラスター機能が東京リージョンに対応しましたのでお知らせいたします。
Amazon Auroraは、MySQL および PostgreSQL と互換性のあるクラウド向けのリレーショナルデータベースであり、従来のエンタープライズデータベースのパフォーマンスと可用性に加え、オープンソースデータベースのシンプルさとコスト効率性も兼ね備えたAWSにより設計されたデータベースです。標準的な MySQL データベースと比べて最大で 5 倍、標準的な PostgreSQL データベースと比べて最大で 3 倍高速です。また、商用データベースと同等のセキュリティ、可用性、信頼性を、10 分の 1 のコストで実現します。
マルチマスター機能は、複数のアベイラビリティーゾーンにわたってAuroraデータベースの複数の読み書きインスタンスを作成できる単一のデータベースであり、稼働時間に敏感なアプリケーションがインスタンス障害を通じて継続的な書き込み可用性を実現できるようにします。この機能のご利用には、MySQL 5.6 と互換性のある Aurora MySQL バージョン 1 が必要です。
マルチマスタークラスターでは、すべての DB インスタンスで書き込みオペレーションを実行できます。単一の読み書きプライマリインスタンスと、複数の読み取り専用 Aurora レプリカの概念は適用されません。別の書き込み DB インスタンスを使用して、失敗したインスタンスの作業を引き継ぐことができるため、書き込み DB インスタンスが利用できなくなっても、フェイルオーバーが発生することのない、継続的な可用性を実現可能です。
その一方で従来のAuroraと動作が異なる点が多くあるため、利用には事前の検証を推奨しています。また他のAuroraやRDSでサポートしているインスタンスのStop(一時停止)には対応していません。
考慮すべき事項や制限事項などはこちらにまとまっていますのでご覧ください。
https://docs.thinkwithwp.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/AuroraUserGuide/aurora-multi-master.html
また以下のブログもマルチマスター機能の基本概要をご理解いただくうえで非常に役に立ちますので合わせてご参考ください。
– シニアエバンジェリスト 亀田