Amazon S3 が S3 汎用バケットの条件付き書き込み操作の強制をサポート開始
投稿日:
2024年11月25日
Amazon S3 では、バケットポリシーを使用して S3 汎用バケットに条件付き書き込み操作を強制できるようになりました。条件付き書き込みを強制することで、バケットにオブジェクトを作成する前に S3 にオブジェクトの存在を確認するよう義務付けることができるようになりました。同様に、バケット内のオブジェクトを更新する前に S3 がオブジェクトのコンテンツの状態を確認するように指示することもできます。これにより、特に同時実行が多い複数書き込みのシナリオで、意図しないデータ上書きを防ぐことができるため、分散アプリケーションを簡素化できます。
条件付き書き込みオペレーションを適用するために、s3:if-none-match または s3:if-match 条件キーを使用して、S3 PutObject および CompleteMultipartUpload API リクエストで HTTP if-none-match 条件ヘッダーまたは HTTP if-match 条件ヘッダーの使用を義務付けるバケットポリシーを作成できるようになりました。このバケットポリシーを適用すると、必須の条件付きヘッダーなしでバケットにオブジェクトを書き込もうとすると拒否されます。これを使用すると、バケットに書き込むすべてのアプリケーションで、条件付き書き込みを一元的に強制できます。
すべての AWS リージョンで追加料金なしでバケットポリシーを使用して、条件付き書き込みを強制できます。AWS SDK、API、または CLI を使用して条件付き書き込みを実行できます。条件付き書き込みの詳細については、S3 ユーザーガイドをご覧ください。