投稿日: Dec 11, 2023
AWS Lambda は ClaimedAccountConcurrency という追加の同時実行メトリクスの提供を開始しました。このメトリクスは、使用されている予約なしの同時実行と、割り当てられている予約済みの同時実行およびプロビジョニング済みの同時実行の合計を報告します。今回のリリースにより、AWS Lambda のお客様は、アカウント内でオンデマンド実行に使用できる同時実行の全量を追跡できるようになりました。
これまでは、予約済みの同時実行やプロビジョニング済みの同時実行を有効にしている AWS Lambda のお客様は、アカウントでの上限に近づくとモニタリングの可視性が限られるようになっていました。その理由は、既存の同時実行メトリクスの ConcurrentExecutions は、特定の時点での同時実行の量のみを反映し、予約済みの同時実行とプロビジョニング済みの同時実行の割り当てを無視するからです。ClaimedAccountConcurrency メトリクスを使用して、アカウントの同時実行全体の可用性を追跡し、アカウントの同時実行がアカウントでの上限に近づくと知らせるアラームを設定できるようになりました。
このメトリクスは、AWS GovCloud (米国) リージョンを含むすべての AWS リージョンでの Amazon CloudWatch で利用できるようになりました。 ClaimedAccountConcurrency メトリクスの詳細については、同時実行のモニタリングのドキュメントページをご覧ください。