投稿日: Sep 18, 2023
Amazon RDS (リレーショナルデータベースサービス) の Performance Insights は Amazon RDS for SQL Server の SQL レベルのメトリクスをサポートしており、頻繁に実行されている、長時間実行されている、または実行中に停止した SQL クエリを数秒で特定できます。SQL レベルの統計は、他のすべての Amazon RDS エンジンで既に利用可能です。
従来、データベース上のパフォーマンスデータを収集するには、監視用アプリケーションと関連リソースの設定とメンテナンスが必要でした。特別な経験を持たずパフォーマンスデータの関連付けを行うには、数時間もかかっていました。停止していたり実行に時間がかかっているような、問題がある SQL クエリを見つけるということは、一度に 1 つずつクエリを調べていくことを意味していました。
Amazon RDS Performance Insights により、専門家でない人でもビジュアルなダッシュボードを開始点として、最大の SQL 負荷となっている要因を数秒のうちに特定することが可能になります。また、RDS Performance Insights は、平均レイテンシー、毎秒ごとの呼び出し、一度の呼び出しで返される行数など、SQL レベルのメトリクスも収集します。SQL クエリが完了までに時間がかかっている場合や、特定の SQL クエリが想定外のレートで呼び出されている場合などを発見できます。これにより、低速の SQL クエリを最適化したり、データベースにインデックスを追加したりスケーリングを行うといった、アプリケーションの改善につなげられます。
Amazon RDS Performance Insights はデータベースパフォーマンスのチューニングとモニタリングを行う RDS の機能の 1 つで、データベースの負荷を視覚的に評価し、いつどこに措置を講じたらよいかを判断するのに役立ちます。Amazon RDS マネジメントコンソールで 1 回クリックするだけで、Amazon RDS データベースに完全マネージド型のパフォーマンスモニタリングソリューションを追加できます。
RDS Performance Insights が提供されているリージョンの完全なリストについては、AWS リージョンを参照してください。RDS Performance Insights、およびサポートされるデータベースエンジンの詳細については、Amazon RDS ユーザーガイドをご覧ください。