投稿日: Jul 31, 2023
AWS NAT ゲートウェイが AWS US West Phoenix Local Zone で利用できるようになりました。AWS Local Zones は AWS インフラストラクチャをデプロイするタイプのサービスで、AWS のコンピューティング、ストレージ、データベース、その他の選択サービスを、現在 AWS リージョンが存在しない大規模な集団、産業、および IT センターの近くに配置します。
AWS Local Zones を使用することで、リアルタイムゲーム、ライブビデオストリーミング、エンジニアリングシミュレーション、AR/VR、エッジでの機械学習による推論などのユースケースで 1 桁ミリ秒単位のレイテンシーを要求するアプリケーションを実行できます。今回のリリース以前は、お客様は NAT ゲートウェイを使用するために Phoenix Local Zone から米国西部リージョンの別のアベイラビリティーゾーンにトラフィックをルーティングする必要があり、その結果、アプリケーションのレイテンシーが増加していました。今回のリリースにより、Phoenix Local Zone で NAT ゲートウェイを作成して使用することで、このような余分なレイテンシーを防ぐことができます。
AWS NAT ゲートウェイを使用すると、プライベートサブネット内のインスタンスは、NAT ゲートウェイの IP アドレスを使用して、インターネットを含め、サブネット外のサービスに安全に接続でき、未承諾のインバウンドトラフィックをすべてドロップできます。また、AWS NAT ゲートウェイを使用して、単一の IP アドレスの背後で大規模なワークロードを実行したり、NAT ゲートウェイの IP アドレスの背後にあるワークロードの IP アドレスをマスクしたりすることもできます。
VPC NAT ゲートウェイの詳細については、AWS のドキュメントをご覧ください。AWS Local Zones の詳細については、AWS Local Zones のウェブサイトをご覧ください。ロケーションウェブページには、利用可能な Local Zones と発表済みの Local Zones が一覧表示されています。EC2 コンソールの [Settings] の [ゾーン] タブから、または ModifyAvailabilityZoneGroup API を使用して、AWS Local Zones を有効にできます。