投稿日: Jul 13, 2023
Amazon FSx for NetApp ONTAP は SnapLock をサポートするようになりました。SnapLock は、ファイルを Write Once Read Many (WORM) 状態に移行することで、指定された保持期間中にデータが変更または削除されるのを防ぐ ONTAP の機能です。FSx for ONTAP は、WORM 保護を提供するクラウドで最初で唯一のフルマネージド型ファイルストレージサービスです。SnapLock を使用すると、規制コンプライアンスを遵守したり、ビジネスクリティカルなデータをランサムウェアから保護したり、偶発的または悪意のあるデータの変更や削除の試行を防いだりできます。
Amazon FSx は、SnapLock で Compliance と Enterprise という 2 つの保存モードをどちらもサポートしています。SnapLock Compliance では、いったん WORM に移行されたファイルは、保持期間が終了するまでどのユーザーも変更したり削除したりできません。SnapLock Compliance を使用すると、SEC Rule 17a-4(f) などの政府または業界固有の義務に対応できます。また、SnapLock Compliance を使用すると、厳密な不変性を確保して不正な改ざんや削除を防ぐことで、ランサムウェアからの保護を強化できます。SnapLock Enterprise を使用すると、ほとんどのユーザーによる削除からファイルを保護できますが、承認済みのユーザーは必要に応じてファイルを削除できるという柔軟性が維持されます。SnapLock Enterprise を使用すると、社内のコンプライアンスに対応したり、SnapLock Compliance を使用する前に保持設定をテストしたりできます。
本日より、FSx for ONTAP が利用可能なすべての AWS リージョンの新しいファイルシステムに SnapLock ボリュームを作成できるようになりました。既存のファイルシステムをお持ちのお客様は、今後の毎週のメンテナンス期間に SnapLock のサポートを受けることができます。詳細については、FSx for ONTAP 製品ページ、FSx for ONTAP ドキュメント、AWS News ブログをご覧ください。