投稿日: Jun 1, 2023
本日より、AWS Fault Injection Simulator (FIS) で、Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) と Amazon Elastic Container Service (ECS) 向けのサポートが拡大されました。これにより、EKS と ECS 向けの FIS の「アクション」が追加されます。FIS は、障害発生時のアプリケーションの動作をテストする実験を行い、アプリケーションのパフォーマンス、オブザーバビリティ、回復力を高めるフルマネージド型のサービスです。新しい EKS および ECS のアクションを使用すると、CPU ストレス、メモリストレス、IO ストレス、ネットワークブラックホール、ネットワーク遅延、ネットワークパケットロス、プロセスの強制終了、EKS ポッドの削除などさまざまな障害を、EKS ポッドと ECS タスクに挿入できます。
これらの新しいアクションを使えば、特定のアプリケーションまたは特定のアベイラビリティーゾーンに関連付けられたポッドまたはタスクをターゲットにすることが可能となり、コンテナベースのアプリケーションが、さまざまなタイプの障害に対して回復力があるかどうかを検証できます。新しいアクションでは、新しいエージェントをインストールする必要はありません。EKS アクションはエージェントレスで、ECS アクションは AWS Systems Manager エージェントを使用します。
EKS および ECS のアクションは、AWS GovCloud (米国) リージョンを含む、FIS が提供されているすべての AWS リージョンでご利用いただけます。
EKS と ECS アクションの使用を開始するには、AWS マネジメントコンソールから FIS にログインするか、EKS アクションのドキュメントまたは ECS アクションのドキュメントを参照してください。