投稿日: Jun 2, 2023

Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) for Oracle が、既存の Oracle Database 19c インスタンスにおける、非マルチテナントからマルチテナントデータベースアーキテクチャへの変換をサポートするようになりました。マルチテナントアーキテクチャを使用している DB インスタンスは、コンテナデータベース (CDB) と、単一のプラガブルデータベース (PDB) から構成されています。PDB は スキーマ、スキーマオブジェクト、非スキーマオブジェクトから成り、クライアントには論理的に非 CDB として表示されます。

本日より、Amazon RDS for Oracle をご使用のお客様は、既存の 19c 非 CDB インスタンスを CDB に変換できるようになりました。Oracle Database 21c 以降、Oracle は 非 CDB アーキテクチャのサポートを停止したため、お使いの 非 CDB Oracle データベースをマルチテナントデータベース (CDB の PDB) にアップグレードしていただく必要があります。Oracle Database 19c を 21c へアップグレードすることを予定しているお客様は、この変換が前提条件となりますのでご注意ください。Amazon RDS for Oracle は、ライセンス込みモデル、または独自のライセンス持ち込みモデルの Oracle データベースの任意のエディションをご利用のお客様のために、バージョン 19c (リリースアップデート 19.0.0.0.ru-2021-04.rur-2021-04.r1 から) および 21c で、マルチテナントのコンテナデータベースをサポートします。

Amazon RDS を使用すれば、AWS でリレーショナルデータベースを簡単にセットアップ、運用、スケールできます。Amazon RDS for Oracle の、マルチテナントのコンテナデータベースの詳細については、ドキュメントページを参照してください。インスタンス、ストレージ、データ転送の最新の料金、およびご利用いただけるリージョンについては、Amazon RDS for Oracle の料金を参照してください。