投稿日: Jan 25, 2023
Amazon VPC IP Address Manager (IPAM) では、AWS Resource Access Manager (RAM) を使用して、AWS Organization の外部のアカウントで IP アドレスを管理できるようになりました。これにより、すべての AWS アカウントで同じ IPAM を使用できるようになるため、IP 管理のワークフロー (計画、追跡、モニタリングなど) が簡素化されます。
ネットワークは組織外のアカウントに属する VPC にまで拡張可能です。そのようなアカウントの例として、社内の別の事業部門を代表するアカウントや、パートナー企業が自社の代わりにホストするマネージドサービスを代表するアカウントが挙げられます。今回のリリースにより、IPAM が管理する IP アドレスを他の組織に属するアカウントと共有できるようになります。これらのアカウントの所有者は、共有された IP アドレスを使用することにより、接続に関するニーズを満たす VPC や Elastic IP アドレスを作成できます。また、今回のリリースにより、他の組織の IP アドレス (Elastic IP を含む) をモニタリングすることも可能になるため、IP アドレスの割り当てミス (IP の重複など) が原因の接続に関する問題を回避し、監査ワークフローを改善することもできます。
この新機能は、VPC IP Address Manager (IPAM) が利用可能なアフリカ (ケープタウン)、アジアパシフィック (香港)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (大阪)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、カナダ (中部)、欧州 (ダブリン)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (ロンドン)、欧州 (ミラノ)、欧州 (パリ)、欧州 (ストックホルム)、中東 (バーレーン)、南米 (サンパウロ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、そして AWS GovCloud (米国西部)、AWS GovCloud (米国東部) の各 AWS リージョンで利用できます。
詳細については、IPAM のドキュメントを参照してください。この機能は追加料金なしで使用できます。料金の詳細については、Amazon VPC の料金をご覧ください。