投稿日: Dec 8, 2022
Amazon Relational Database Service (RDS) 用のフルマネージド型の高可用性データベースプロキシである Amazon RDS Proxy が、Amazon Aurora Global Database のプライマリリージョンとセカンダリリージョンでのプロキシの作成をサポートをするようになりました。Aurora Global Database は、低レイテンシーでのグローバルな読み込み機能とリージョン全域にわたる停止からの災害復旧機能を備えた、複数の AWS リージョンにまたがる単一のデータベースです。本日のリリースにより、RDS Proxy を使用してアプリケーションのスケーラビリティと、データベース障害に対する回復力を高め、Global Database のプライマリリージョンとセカンダリリージョンでのセキュリティを向上させることができます。
RDS Proxy はアプリケーションとデータベースの間に配置され、確立されたデータベース接続をプールして共有し、データベースの効率とアプリケーションのスケーラビリティを向上させます。RDS Proxy を使用すると、Global Database のプライマリリージョンでアプリケーションの読み取り/書き込みワークロードをスケールできるほか、プライマリリージョンとセカンダリリージョン両方の Aurora レプリカの読み取り専用ワークロードをスケールできます。障害が発生した場合、RDS Proxy はアプリケーションからの接続を維持しながらスタンバイデータベースインスタンスに自動的に接続し、Global Database のプライマリリージョンでのフェイルオーバー時間を短縮します。RDS Proxy は、各 Aurora レプリカに確立されたデータベース接続を考慮に入れながら、1 つの AWS リージョン内の各 Aurora レプリカに読み取り専用ワークロードを均等に分散させます。Amazon RDS Proxy では、AWS Secrets Manager と AWS Identity and Access Management (IAM) を使用してデータベース認証情報とアクセスを管理できるため、アプリケーションにデータベース認証情報を埋め込む必要がなくなります。
Amazon RDS コンソールで数回クリックするだけで Aurora Global Database 向けに Amazon RDS Proxy を有効にできます。またアプリケーションを Amazon RDS Proxy エンドポイントに向けることでデータベースに接続できます。使用開始するには、10 分間のチュートリアルで学習するか、AWS のドキュメントをご覧ください。
Amazon RDS Proxy は、MySQL 互換の Amazon Aurora、PostgreSQL 互換の Amazon Aurora、Amazon RDS for MariaDB、Amazon RDS for MySQL、Amazon RDS for PostgreSQL、Amazon RDS for SQL Server で使用可能です。サポートされているリージョンとエンジンのバージョンの詳細は、AWS のドキュメントをご覧ください。