投稿日: Dec 6, 2022
本日、NetApp の人気のファイルシステムである ONTAP 上に構築されたフルマネージド型共有ストレージサービス、Amazon FSx for NetApp ONTAP で、ファイルシステムをさらに設定管理しやすくする 4 種類の新機能を発表しました。
- 今回のリリースにより、FSx for ONTAP のボリュームにスナップショットポリシーをより簡単に割り当てられるようになります。スナップショットは、任意の時点における、閲覧可能な読み取り専用ボリュームのコピーです。FSx for ONTAP の各ボリュームに適用されるスナップショットポリシーにより、定義済みのスケジュールに従ってボリュームのスナップショットが作成されます。これまで、ボリュームのスナップショットポリシーは、ONTAP CLI および REST API を使用して設定することしかできませんでした。本日より、AWS マネジメントコンソールおよび Amazon FSx CLI/API を使用して、スナップショットポリシーを新規または既存のボリュームに割り当てることもできます。そのため、ボリュームのスナップショットが自動作成されるときの設定がしやすくなります。
- FSx for ONTAP のデータ保護 (DP) ボリュームをより簡単に作成できます。DP ボリュームは、同一または別の ONTAP ファイルシステムにデータを効率的にコピー可能な ONTAP 機能である、NetApp SnapMirror のデスティネーションとして使用されます。これまで、DP ボリュームは、ONTAP CLI および REST API を使用して作成することしかできませんでした。本日より、AWS マネジメントコンソールおよび Amazon FSx CLI/API を使用して DP ボリュームを作成することもできます。そのため、SnapMirror でデータを移行および保護しやすくなります。
- 作成するバックアップにボリュームタグが自動的にコピーされるよう、FSx for ONTAP のボリュームを設定できます。この機能により、バックアップの整理、保護、追跡、監査がより簡単になります。
- 既存の FSx for ONTAP マルチ AZ ファイルシステムに、VPC ルートテーブルを追加または削除できます。マルチ AZ ファイルシステムを使用すると、データのアクセスおよび管理に使うエンドポイントが、ファイルシステムに関連付ける VPC ルートテーブルで作成されます。本日より、既存のファイルシステムにルートテーブルの追加や削除ができるため、ネットワークの進化に応じてファイルシステムのネットワーク構成を更新可能になります。
本日以降、上記の機能は新規および既存のファイルシステムで、FSx for ONTAP が提供されている AWS リージョンにおいて、すべてご利用いただけます。詳細については、FSx for ONTAP のドキュメントを参照してください。