投稿日: Nov 27, 2022
Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) for MySQL で、Amazon RDS Optimized Writes のサポートを開始しました。Optimized Writes を使用すると、書き込みスループットを追加料金なしで最大 2 倍に向上できます。この機能は、特に、電子決済、金融取引、オンラインゲームなどのアプリケーションによく見られる、書き込みの多いデータベースワークロードを伴う RDS for MySQL ユーザーにとって役立ちます。
MySQL では、「二重書き込みバッファ」という組み込みの機能により、電源障害などの不測の事態に起因するデータ損失を防ぎます。ただし、この書き込み方法では 2 倍近い時間と I/O 帯域幅を消費し、データベースのスループットとパフォーマンスが低下します。本日より、Amazon RDS Optimized Writes を使用して、追加料金なしでデータ損失を防ぎながら書き込みを 1 回のみにすることで、RDS for MySQL の書き込み処理のスループットを最大 2 倍向上させることができます。Optimized Writes では、AWS Nitro System を使用して、テーブルストレージに一度で確実かつ永続的に書き込まれます。
Amazon RDS Optimized Writes は、RDS for MySQL のバージョン 8.0.30 以降で、db.r6i または db.r5b のデータベースインスタンスを使用する場合、デフォルトで利用可能です。Optimized Writes は、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、米国東部 (オハイオ)、欧州 (アイルランド)、欧州 (パリ)、欧州 (フランクフルト)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (シンガポール) の各 AWS リージョンでご利用いただけます。
Amazon RDS Optimized Writes の詳細については、Amazon RDS 機能ページ、Amazon RDS ユーザーガイド、AWS ニュースブログをご覧ください。フルマネージド型 Amazon RDS for MySQL データベースは、Optimized Writes を使用して、Amazon RDS マネジメントコンソールで作成してください。