投稿日: Oct 24, 2022
AWS Batch ユーザーは以前の約 4 倍にあたる 16 個までの vCPU を使用して、Fargate タイプのジョブを送信できるようになりました。vCPU は Fargate タイプのバッチジョブのプライマリコンピューティングリソースです。より大きな vCPU により、機械学習推論、科学技術用モデリング、分散分析などの計算量の多いアプリケーションを Fargate でより簡単に実行できるようになります。さらに、Fargate タイプのジョブでメモリを以前の 4 倍にあたる 120 GiB までプロビジョニングできるようになりました。これにより、バッチジョブが Fargate でメモリを大量に消費する処理をより効率的に行えるようになりました。また、vCPU とメモリのオプションが広がったことにより、より多くのコンピューティングリソースを必要とし、より小さなサイズのコンテナに再設計するのが難しいジョブを、サーバーレスコンテナコンピューティングに移行するのがより簡単になります。
これらの増加した vCPU とメモリ構成で Fargate タイプのバッチジョブを実行するには、新しい要件で新しいジョブ定義を作成し、この新しいジョブ定義でジョブを送信するか、既存のジョブ定義を新しい要件で上書きしたジョブを送信するだけです。Batch Fargate On-Demand または Fargate Spot ComputeEnvironment で、コンピューティングとメモリのリソースを増やしてジョブを実行できます。
Fargate タイプのジョブの新しいコンピューティングとメモリのリソース構成は、AWS Batch が現在利用可能なすべての AWS リージョンで利用できます。増加した vCPU およびメモリ構成でジョブを実行するには、Fargate の vCPU ベースの Service Quotas を使用する必要があります。vCPU ベースの Service Quotas の詳細については、よくある質問のページをご覧ください。AWS Batch の詳細については、AWS Batch ユーザーガイドをご覧ください。AWS Batch API の詳細については、AWS Batch API リファレンスをご覧ください。