投稿日: Sep 8, 2022
本日より、Amazon EC2 の C6id、M6id、R6id インスタンスが AWS リージョンアジアパシフィック (東京) でご利用いただけます。C6id、M6id、R6id インスタンスは、3.5 GHz のオールコアターボ周波数を備えた第 3 世代インテル Xeon スケーラブル Ice Lake プロセッサと、最大 7.6 TB のローカル NVMe ベースの SSD ブロックレベルストレージを搭載しており、それぞれ対応する第 5 世代インスタンスと比較して最大 15% の料金パフォーマンスの向上を実現しています。
前世代のインスタンスと比較して、C6id インスタンスは、vCPU あたり最大 138% 高い TB ストレージと、TB あたり 56% 低いコストを提供します。M6id と R6id の両インスタンスは、前世代と比較して、vCPU あたり最大 58% 高い TB ストレージと、TB あたり 34% 低いコストを提供します。3 つの新しいインスタンスはすべて、Intel Total Memory Encryption (TME) を使用した常時オンのメモリ暗号化機能も備えています。すべての最新の EC2 インスタンスのように、これらのインスタンスはすべて、専用ハードウェアと軽量ハイパーバイザーの組み合わせである AWS Nitro System 上に構築されています。これは、ホストハードウェアのほとんどのコンピューティングリソースとメモリリソースをお客様のインスタンスに提供します。また、第 6 世代のディスクインスタンスは、ネットワーク速度が最大 50 Gbps、Amazon Elastic Block Store への帯域幅が 40 Gbps です。これは、同等の前世代のインスタンスの 2 倍です。
C6id インスタンスは、動画エンコーディング、画像操作、他の形式のメディア処理など、高速かつ低レイテンシーのローカルストレージにアクセスする必要があるワークロードを含め、コンピューティングを多用するワークロードに最適です。C6id インスタンスは、バッチ処理やログ処理およびキャッシュやスクラッチファイルが必要なアプリケーション、ならびにデータの一時的な格納が必要なアプリケーションにも役立ちます。M6id インスタンスは、データログ記録やメディア処理など、高速で低レイテンシーのローカルブロックストレージとともに、コンピューティングリソースとメモリリソースのバランスを必要とするワークロードに最適です。M6id インスタンスは、バッチ処理やログ処理およびキャッシュやスクラッチファイルが必要なアプリケーション、ならびにデータの一時的な格納が必要なアプリケーションにも役立ちます。R6id インスタンスは、メモリを集中的に使用するワークロード、ウェブスケールの分散インメモリキャッシュ、インメモリデータベース、リアルタイムのビッグデータ分析に最適です。また、キャッシュやスクラッチファイルなどの一時的なデータストレージを必要とするアプリケーションでも役立ちます。
スケーラビリティの向上に関するお客様のご要望にお応えするため、3 つのインスタンスはすべて、128 vCPU を備え、従来の第 5 世代インスタンスから 33% 増のメモリを搭載した新しいインスタンスサイズ (32xlarge) を提供します。多数の vCPU と使用可能なメモリにより、ワークロードの統合やアプリケーションのスケールアップがより簡単に、コスト効率良く行えるようになります。
これらのインスタンスは、本日より米国東部 (オハイオ、バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (アイルランド) の各リージョンで一般提供が開始されます。お客様は、Savings Plans、リザーブドインスタンス、オンデマンドインスタンス、およびスポットインスタンスを通じて新しいインスタンスを購入できます。使用を開始するには、AWS マネジメントコンソール、AWS Command Line Interface (AWS CLI)、および AWS SDK にアクセスしてください。