投稿日: Sep 1, 2022
2019 年 5 月、Amazon Elastic Block Store (EBS) に、Amazon EC2 インスタンスにアタッチされたすべての Amazon EBS ボリュームの Crash-consistent スナップショットを 1 回の API 呼び出しで取得できる機能が実装されました。今回、Amazon EC2 インスタンスにアタッチされた Amazon EBS データボリュームのサブセットの Crash-consistent スナップショットを取得するという選択肢が追加されました。また、Amazon Data Lifecycle Manager (DLM) を使用することで、DLM ポリシーで定義された保持スケジュールに従って、Amazon EBS ボリュームの同じサブセットの Crash-consistent スナップショットを自動取得することもできます。
Amazon EBS スナップショットは、Amazon S3 に保存された Amazon EBS ボリュームのポイントインタイムコピーです。お客様は、バックアッププランやディザスタリカバリプランでスナップショットを使用します。一般的に、スナップショットは、大規模なデータベースやファイルシステムなどの重要なワークロードのバックアップを作成するために使用されます。多くの場合、お客様は複数の EBS ボリュームを EC2 インスタンスにアタッチしています。これらのボリュームの一部は、異なるアプリケーションに属していたり、キャッシュなどの一時的なデータを含んでいたりする場合があります。結果として、これらのボリュームのサブセットをバックアップする必要がない場合もあります。
今回の変更により、1 回の API 呼び出しで、または Amazon EC2 コンソールを使用して、必要な Amazon EBS ボリュームのスナップショットのみを取得するという選択肢が増えました。これは、コストの削減にもつながります。DLM を使用している場合、DLM ポリシーとタグを使用して、ボリュームのサブセットを自動的にバックアップするようにポリシーを設定できます。これにより、スクリプトを管理したり、不要なスナップショットを手作業で削除したりする必要がなくなるため、運用が簡素化されます。
この機能は AWS コマンドラインインターフェイス (CLI)、AWS SDK、(すべての AWS リージョン、AWS GovCloud (米国西部) リージョン、AWS GovCloud (米国東部) リージョンの) AWS コンソール から利用できます。