投稿日: Jun 14, 2022
Amazon EC2 VT1 インスタンスが AMD-Xilinx Video SDK 2.0 をサポートするようになりました。これにより、GStreamer、10 ビット HDR 動画、動的エンコーダーのパラメータがサポートされます。この新しいバージョンでは、新機能に加え、4k 動画の画質向上、FFmpeg の新バージョン (4.4) のサポート、OS/カーネルサポートの拡大、バグ修正などが行われています。
VT1 インスタンスは最初の Amazon EC2 インスタンスであり、動画トランスコーディング用のハードウェアアクセラレーションを備えており、ライブストリーミング、動画を使用する会議、動画ライブラリの最適化、ジャストインタイムアセットトランスコーディングなどのワークロード向けに最適化されています。AMD-Xilinx Alveo U30 メディアアクセラレーターを搭載したこれらのインスタンスは、Amazon EC2 GPU ベースのインスタンスよりも最大 30% 低いストリームあたりのコストを実現し、Amazon EC2 CPU ベースのインスタンスよりも最大 60% 低いストリームあたりのコストを実現します。
お客様は、AWS Marketplace で提供されている AMD-Xilinx Video SDK AMI を起動することによって、VT1 インスタンスをすばやく開始して事前構築された開発環境にアクセスし、FFmpeg や GStreamer で構築した既存の動画パイプラインをテストおよび移行することができます。今後数週間のうちに、Amazon ECS および EKS 経由の VT1 インスタンスのデプロイに最適化された新しい AMI が AWS Marketplace を通じて提供される予定です。新機能を利用するためには、既存のお客様は最新のドライバーバージョンにアップグレードし、インスタンスを再起動する必要があります。
VT1 インスタンスは、AWS の米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (東京) の各リージョンでご利用いただけます。VT1 インスタンスは、オンデマンドインスタンス、リザーブドインスタンス、スポットインスタンス、または Savings Plan の一部としてご購入いただけます。
Amazon EC2 VT1 インスタンスの利用方法については、『Getting Started on Amazon EC2 VT1 (Amazon EC2 VT1 での利用)』または製品詳細ページで詳細をご覧ください。