投稿日: Oct 14, 2021
お客様がクラウドスケールでロボットアプリケーションをシミュレートすることを可能にするサービスである AWS RoboMaker は、忠実度の高いシミュレーション、ビジョン処理、機械学習 (ML) などのコンピューティングを多用するシミュレーションワークロード用の GPU ベースのシミュレーションジョブをサポートするようになりました。これまでは、AWS RoboMaker シミュレーションジョブは中央処理装置 (CPU) インスタンスでのみ実行されていました。今後は、CPU ベースまたは GPU ベースのシミュレーションジョブから選択できます。
AWS RoboMaker を使用すると、デベロッパーは、GPU ベースのシミュレーションを実行、スケール、および自動化できます。GPU ベースのシミュレーションは、CPU ベースのシミュレーションジョブと比べて、より高いフレーム/秒、より高い解像度、より低いセンサーレイテンシー、およびより高速なシミュレーションジョブ完了時間をサポートします。これらの機能により、カメラによるセンシングの向上と、機械学習モデルのトレーニング、強化学習、忠実度の高いシミュレーションを必要とするユースケースのテストなどのユースケースに必要となるリアルなレンダリングが可能になります。GPU ベースのシミュレーションジョブを実行する際に、AWS RoboMaker GUI ツールビューワーがより高い解像度をサポートするようになりました。これにより、シミュレートされたオブジェクトをより詳細に表示できるようになりました。
AWS RoboMaker は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、欧州 (フランクフルト)、アジアパシフィック (東京)、およびアジアパシフィック (シンガポール) の各リージョンでご利用いただけます。AWS RoboMaker GPU の料金の詳細については、ウェブページをご覧ください。または、AWS RoboMaker コンソールでサンプル GPU アプリケーションを実行して、使用を開始してください。