投稿日: Oct 25, 2021
MySQL バージョン 8.0 のアップデートのリリースに続いて、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) for MySQL および Amazon RDS for MySQL on Outposts をアップデートして、MySQL マイナーバージョン 8.0.26 をサポートしました。以前のバージョンの MySQL における既知のセキュリティの脆弱性を修正し、MySQL のコミュニティによって追加された多数のバグ修正、パフォーマンスの改善、新機能の恩恵を受けるために、最新のマイナーバージョンにアップグレードすることをお勧めいたします。
このマイナーバージョンにより、グローバルトランザクション識別子 (GITD) と遅延レプリケーションのサポートが MySQL バージョン 8.0 に追加されました。これらの 2 つの機能は、以前の Amazon RDS for MySQL バージョン 8.0 では使用できませんでしたが、MySQL バージョン 8.0.26 以降で使用可能になりました。
グローバルトランザクション識別子 (GITD) は、コミット済み MySQL トランザクション用に生成される一意の識別子です。GTID ベースのレプリケーションを使用すると、Amazon RDS for MySQL リードレプリカまたは外部 MySQL データベースの使用時に、バイナリログレプリケーションをより簡単に行うことができ、トラブルシューティングも簡単になります。詳細については、Amazon RDS ユーザーガイドの「MySQL 用 GTID ベースのレプリケーションの使用」を参照してください。
遅延レプリケーションを使用すると、リードレプリカを設定して、ソースデータベースから一定の時間間隔だけ遅らせることができます。この意図的な遅延の導入により、データベーステーブルを誤って削除した人為的エラーからの回復などの災害対策に役立てることができます。遅延レプリケーションの詳細については、Amazon RDS ユーザーガイドの「MySQL リードレプリカの使用」を参照してください。
データベースインスタンスのアップグレードの詳細については、Amazon RDS ユーザーガイドを参照してください。また、Amazon RDS マネジメントコンソールで利用できる最新のマイナーバージョンを使用して、フルマネージドの Amazon RDS データベースを作成または更新してください。