投稿日: Dec 3, 2019
Amazon Relational Database Service (RDS) 用のフルマネージド型の高可用性データベースプロキシである Amazon RDS Proxy が、プレビューで利用可能になりました。RDS プロキシにより、アプリケーションのスケーラブル性、データベース障害に対する回復力、および安全性が向上します。
アプリケーションは、データベースサーバー上のメモリと計算リソースを消費する接続を確立することにより、データベースと通信します。最新のサーバーレスアーキテクチャ上に構築されたものを含む多くのアプリケーションは、多数のデータベース接続を開通したり、頻繁に接続を開閉したりできます。これにより、データベースのメモリと計算に負荷がかかり、パフォーマンスが低下し、アプリケーションのスケーラビリティが制限されます。RDS Proxy は、アプリケーションとそのデータベースの間に配置され、確立されたデータベース接続をプールして共有し、データベースの効率とアプリケーションのスケーラビリティを向上させます。障害が発生した場合、RDS Proxy はアプリケーションからの接続を維持しながらスタンバイデータベースインスタンスに自動的に接続し、RDS および Aurora マルチ AZ データベースのフェイルオーバー時間を最大 66% 短縮します。RDS Proxy では、AWS Secrets Manager と AWS Identity and Access Management (IAM) を介してデータベース認証情報とアクセスを管理できるため、アプリケーションコードにデータベース認証情報を埋め込む必要がなくなります。
Amazon RDS または AWS Lambda コンソールにアクセスして、数回クリックするだけで RDS データベースの RDS Proxy を有効にできます。またアプリケーションを RDS Proxy エンドポイントに向けることで使用開始できます。詳細については、ブログ、Amazon RDS Proxy の詳細ページ、およびドキュメントをご覧ください。
Amazon RDS Proxy は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州西部 (アイルランド)、およびアジアパシフィック (東京) リージョンで RDS MySQL および Aurora MySQL 用のプレビューでご利用いただけます。RDS PostgreSQL および Aurora PostgreSQL のサポートはまもなく提供を開始します。