投稿日: Aug 28, 2019
AWS Systems Manager のセッションマネージャーを使用して、Amazon EC2 またはオンプレミスのインスタンスにおいて、インタラクティブなシェルエクスペリエンスで実行するコマンド (単一またはシーケンス) を指定することが可能になりました。これにより、特定のコマンドやコマンドシーケンスを指定するユーザー操作を制限しやすくなるため、ユーザーが実行できるインタラクティブなアクションの管理に役立ちます。
セッションマネージャーを使用すると、シェルエクスペリエンスを使用して Linux および Windows インスタンスとやり取りするために、踏み台ホストを使用したりインバウンドポートを開いたりするが必要なくなります。これによりコストが削減され、セキュリティ体制も向上します。今回の機能強化により、セッションマネージャーを使用して特定のコマンド (本番サーバーでログファイルを表示する、インスタンスで実行するスクリプトを操作するなど) をインタラクティブに実行できるようになります。使用を開始するには、インタラクティブなコマンドに関する新しいセッションマネージャードキュメントを作成し、そのドキュメントを使用して新しいセッションを開始します。この機能強化は、AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) で利用可能です。
セッションマネージャーは、Systems Manager の機能です。Systems Manager は、クラウドとオンプレミスのインフラストラクチャを可視化および統制するのに使用できます。このサービスではリソースとアプリケーションの管理が簡略化され、運用上の問題の検出と解決までにかかる時間が短縮されます。また、大規模なインフラストラクチャの安全な運用と管理を簡単に行うことができるようになります。