投稿日: Aug 22, 2019
Amazon ElastiCache では、Redis クラスターモードのオンライン垂直スケーリングがリリースされました。シャーディングされた Redis クラスターのスケールアップやスケールダウンをオンデマンドでできるようになりました。Amazon ElastiCache では、ノードタイプの変更によりクラスターのサイズが調整されますが、クラスターはオンラインのままで受信リクエストが処理されます。
Amazon ElastiCache の Redis クラスターモードでは、優れた可用性とスケーラビリティを実現しており、メモリ容量は最大 170 TB までサポートしています。今回のリリースにより、オンラインのままで、シャーディングされた Redis クラスターを垂直 (スケールアップやスケールダウン) および水平 (以前から利用可能。スケールインやスケールアウトによるシャードの追加や削除) にサイズ変更することができるようになりました。ElastiCache では、Redis クラスターを動的にスケールすることにより、ピーク需要に基づいて過剰にプロビジョニングする必要がなくなるため、クラスターのサイズを適切に保ち、効率を向上させ、コストを削減できます。
また、今回のリリースにより、Amazon ElastiCache では、スケールダウンのサポートを追加し、スケーリングオペレーション時の可用性を改善させることにより、非 Redis クラスターモードのスケーリング能力も向上させています。DNS の更新に関連した数秒程度のわずかな中断でも、クラスターを動的に適切なサイズに調整できるようになりました。
新しい Redis クラスターモードのオンライン垂直スケーリングと、非 Redis クラスターモードのスケーリングにおける可用性の向上は、すべての商用 AWS リージョンで追加料金なしで利用できます。ノードタイプを変更することにより、既存のクラスターのスケールアップやスケールダウンができます。Amazon ElastiCache の使用を開始するには、AWS マネジメントコンソールにログインしてください。