投稿日: May 28, 2019
AWS Storage Gateway サービスのファミリーであるテープゲートウェイで、Amazon S3 Glacier にアーカイブされた仮想テープを Amazon S3 Glacier Deep Archive ストレージクラスに移動する機能が追加されました。これにより、長期データをクラウドに保存するための月々のコストを最大 75% 削減することができます。 S3 Glacier Deep Archive は、データの長期保存やデジタルプリザベーション用の安全で耐久性の高いオブジェクトストレージを提供する、S3 の新しいストレージクラスです。
テープゲートウェイを使用すると、既存のバックアップワークフローに変更を加えずに、テープベースのバックアップを AWS に移行できます。既存のバックアップアプリケーションを、オンプレミスの仮想またはハードウェアアプライアンスとしてテープゲートウェイにデプロイします。テープゲートウェイは、テープを圧縮、暗号化して、Amazon S3 の仮想テープライブラリに移行します。テープを S3 から S3 Glacier または S3 Glacier Deep Archive にアーカイブし、S3 Glacier でアーカイブされたテープを S3 Glacier Deep Archive に移動することができます。S3 Glacier でアーカイブされたテープは 3〜5 時間で、S3 Glacier Deep Archive でアーカイブされたテープは 12 時間以内に S3 へ取得できます。
本日より、AWS Storage Gateway コンソールの [Tapes] ビューのテープの割り当てオプションまたは AssignTapePool API を使用して、S3 Glacier でアーカイブされた仮想テープを S3 Glacier Deep Archive に移動できるようになりました。
テープゲートウェイは、GovCloud (米国) および中国 (北京) を含む 18 の AWS リージョンで利用可能です。詳細については、ゲートウェイセットアップのテストドキュメントを参照するか、AWS Storage Gateway ユーザーガイドで、使用を開始するためのステップバイステップの手順を参照してください。