投稿日: Mar 28, 2019
Amazon Elastic Container Service for Kubernetes (EKS) は、すべてのクラスターで Kubernetes バージョン 1.12.6 のサポートを開始しました。さらに、これからは AWS CloudFormation を使用して Amazon EKS クラスターをアップデートすることもできます。
Kubernetes の進化のスピードは速く、新機能の追加やバグフィックスが頻繁に発表されます。Kubernetes バージョン 1.12 では、送信ネットワークポリシー、Horizontal Pod Autoscaler (HPA) のパフォーマンス改善、いくつかのポッドプロビジョニング、管理上の向上など、多数の改善点が段階的に導入されます。
Amazon EKS では、クラスターの Kubernetes バージョン 1.12.6 および EKS に最適化された AMI のバージョン 1.12.7 のサポートを開始しました。バージョン 1.12 を使用して新しくクラスターを作成するか、既存のクラスターをアップデートできます。EKS コンソール、API、または CLI を通じたサポート対象クラスターバージョンのアップデートに加え、クラスターの CloudFormation テンプレートで Kubernetes の新しいバージョンを指定することで、CloudFormation を使用してクラスターバージョンをアップデートできるようになりました。
Amazon EKS の本番ワークロードで利用可能な Kubernetes バージョンと、新しいクラスターバージョンへの移行方法について詳細は、EKS のドキュメントを参照してください。
Kubernetes バージョン 1.12 の詳細については、Kubernetes プロジェクトのリリースノートを参照してください。
終了する Kubernetes バージョンに関する注意
1.12 のローンチと同時に、当社の終了ポリシーを発表いたします。Amazon EKS では、3 つの最新リリースを完全にサポートすることで Kubernetes コミュニティのミラーリングをサポートします。Kubernetes 1.10、1.11、1.12 は現在完全にサポートされており、これらのリリースのうちいずれかを使用して新しいクラスターを開始できます。ただし、お客様それぞれにとって、最新のリリースへの移行を検討することが重要です。
お客様において可能な限り早い時期に、EKS updateClusterVersion API を使用して既存の 1.10 クラスターから 1.11 または 1.12 にアップデートすることが推奨されます。