投稿日: Feb 13, 2019
Amazon EFS 低頻度アクセス (EFS IA) は、アクセス頻度の低いファイル向けにコストが最適化された、Amazon EFS の新しいストレージクラスです。
Amazon EFS は、AWS クラウドサービスおよびオンプレミスリソースで利用できる、Linux ベースのワークロード向けのシンプルでスケーラブルかつ伸縮自在なファイルシステムです。EFS IA を使用すると、これまでより大量のデータをさらに優れたコスト効率でファイルシステムに保存できるようになります。Amazon EFS を活用できるアプリケーションの範囲がさらに広がります。EFS IA によって、毎日アクセスする必要のないファイルのストレージコストを削減し、EFS 標準ストレージクラスと比較して最大 85% 節減することができます。EFS IA を使用すると、ファイルシステム内のすべてのファイルに対する保存とアクセスを簡単かつコスト効率よく行えるようになり、コスト抑制のためにデータを移動したり削除したりする必要がなくなります。
新しいファイルシステムの作成およびライフサイクル管理の有効化によって EFS IA の使用を開始できます。ライフサイクル管理を有効にすると、30 日間アクセスのなかったファイルが、EFS によって標準ストレージクラスから低頻度アクセスストレージクラスに自動的に移動されるようになります。EFS IA ストレージクラスでは、頻繁にアクセスされないファイルとアクティブに使用されるファイルを同一のファイルシステムに保存でき、アプリケーションやワークフローに変更を加える必要はありません。EFS IA とライフサイクル管理は、ファイルベースのデータを AWS に保存してアクセスするシンプルな方法であると同時に、毎日アクセスするわけではないファイルのストレージコストを大幅に削減することを可能にします。
EFS IA は、データへのアクセスは頻繁ではないがすぐに利用できるようにしておく必要があるユースケースに最適です。監査または保存要件を満たすこと、履歴分析を実行すること、バックアップと復旧、ドキュメント管理およびドキュメントレポートシステムなどが例として挙げられます。EFS ファイルシステムにデータをすばやく読み込むには、オンプレミスストレージと EFS 間のデータの移動を簡単に自動化する、オンラインのデータ転送サービスである AWS DataSync を使用することをお勧めします。
EFS 低頻度アクセスはすべての Amazon EFS リージョンで使用できます。お客様のリージョンの料金情報については、Amazon EFS の料金ページをご覧ください。製品およびサービス一覧 (リージョン別) では、各リージョンのご利用可能情報について詳しくご覧いただけます。詳しくは、最新のブログ、製品ドキュメント、Amazon EFS のよくある質問のページを参照してください。