投稿日: Nov 20, 2018
WebSocket プロトコルを使用するアプリケーションで Amazon CloudFront が利用できるようになりました。これにより、エンドユーザーに対するパフォーマンスとセキュリティが向上します。
WebSocket は、クライアント (ブラウザなど) とサーバー間の双方向通信を、長時間保持された TCP 接続上で提供するリアルタイム通信プロトコルです。永続的なオープン接続を使用することにより、クライアントとサーバーは、新しいデータ交換のチェックのために頻繁に再接続する必要がなく、リアルタイムデータを相互に送信することができます。WebSocket による接続は、チャットアプリケーション、コラボレーションプラットフォーム、マルチプレーヤーゲーム、金融取引プラットフォームでよく使用されています。
CloudFront が WebSocket プロトコルをサポートすることで、WebSocket トラフィックを他の動的および静的コンテンツと同一の CloudFront リソースを介して統合できるようになりました。また、CloudFront グローバルエッジネットワークを使用して、WebSocket 接続の SSL/TLS ハンドシェイクをユーザーの近くで終了し、AWS の最適化されたネットワークを活用してアプリケーションの応答性と信頼性を向上させることができます。また、AWS Shield と AWS WAF を CloudFront と緊密に連携させることで、ソースに近い場所での攻撃を軽減し、包括的な DDOS 保護を実現します。
WebSockets はグローバルに使用可能で、デフォルトでサポートされるようになったため、CloudFront リソース内で WebSocket プロトコルを有効化するための追加の設定は必要ありません。WebSocket プロトコルでのデータ送信には、追加料金はかかりません。標準の CloudFront 料金が適用されます。
CloudFront で WebSocket プロトコルを使用する方法の詳細については、開発者ガイドを参照するか、ウェブページを参照してください。