投稿日: Aug 23, 2018
Amazon Elastic Container Service for Kubernetes (EKS) にはアップデートされた EKS に最適化された Amazon Machine Image (AMI) と CloudFormation テンプレートがあり、AWS でお使いの Amazon EKS クラスターへのワーカーノードのプロビジョニングが容易にできるようになりました。
これまで、EKS クラスターに対するワーカーノードの起動に使うために EKS に最適化された AMI と CloudFormation テンプレートは、緊密にカップリングされていました。EKS に最適化された AMI は、EKS クラスターを適切にブートし、確認するために CloudFormation テンプレートからのユーザーデータを必要としましたが、そのため EKS クラスターに対するワーカーノードのプロビジョニングのためには CloudFormation 以外の方法を使うことは困難でした。
今回、新しく EKS に最適化された AMI と Cloudformation テンプレートは EKS に最適化された AMI ユーザーデータをリファクターして個別のスクリプトに分割しますので、EKS ワーカーノードに対するブートストラッピングプロセスを簡素化し、Cloudformation テンプレートへの依存を排除します。このため AWS CLI を用いて、またはTerraform などの別のプロビジョニングツールを使用して EKS クラスターに対してノードをプロビジョニングするのが大幅に容易になりました。
新しい CloudFormation テンプレートを使うために既存の CloudFormation スタックをアップデートする方法についての詳細は、AWS ドキュメントをご覧ください。新しく EKS に最適化された AMI と Cloudformation テンプレートは合わせて使ってください。スタックをアップデートするには、NodeImageID パラメータをアップデートする必要があります。
EKS ワーカーノードのプロビジョニングの詳細については、Amazon EKS 入門ガイドをご覧ください。GitHub レポジトリには、EKS に最適化された AMI の構築用の Packer by Hashicorp テンプレート、EKS ブートストラップスクリプト、amazon-eks-nodegroup.yaml Cloudformation テンプレートがあります。
Amazon EKS を使用できるすべての AWS リージョンについては、AWS リージョンの表をご覧ください。