投稿日: Aug 21, 2018
アマゾン ウェブ サービス (AWS) は、次世代の Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) のバースト可能な汎用インスタンスである、T3 をリリースします。T3 インスタンスは、コンピューティング、メモリ、ネットワークリソースのバランスを提供し、必要なときにベースライン上でバーストすることができる能力を備えたベースラインレベルの CPU パフォーマンスを提供するよう設計されています。T3 インスタンスは新しい軽量ハードウェア加速化ハイパーバイザーを含む AWS Nitro システムを使用しており、実質的にホストハードウェアのすべてのコンピューティングリソースおよびメモリリソースを、インスタンスに提供します。T3 インスタンスは最新の高速 Intel Xeon スケーラブルプロセッサを搭載しています。これを AWS Nitro システムと組み合わせることで、T2 と比較すると料金とパフォーマンスが最大 30% 向上します。これらの Xeon スケーラブルプロセッサでは、新しい AVX-512 の命令が使えます。これによってさらにパフォーマンスを加速させることができます。さらに T3 インスタンスは、Amazon Elastic Network Adaptor を使用してネットワークの帯域幅を最大 5 Gbps まで拡張した拡張ネットワーキングもサポートします。
T3 インスタンスは、Micro-service、低レイテンシーインタラクティブなアプリケーション、中小のデータベース、バーチャルデスクトップ、開発、環境の構築およびステージ、コードリポジトリ、またビジネスに不可欠なアプリケーションなどの幅広いスペクトルのワークロードに役立つ、全体のベースラインパフォーマンスのしきい値を有効にする CPU パフォーマンスにおける世代のアドバンスを提供します。この料金とパフォーマンスがあるために、T3 インスタンスが AWS カスタマーベース全体の汎用インスタンスの優先的選択となるのです。
T3 インスタンスは、デフォルトで無制限モードからスタートすることで、低い料金を保持しながら高い CPU パフォーマンスの維持を実現します。ベースラインのしきい値下でワークロードがオペレーティングされている場合、CPU クレジットを得ます。CPU クレジットを使って、T3 インスタンスは 1 分間、最大の CPU コアパフォーマンスでバーストします。無制限モードでは、インスタンスがすべてのクレジットバランスを使い切ってしまっても、CPU パフォーマンスが落ちることはありません。その代わり、長時間にわたって高い CPU 使用率でインスタンスを実行する必要がある場合には、一律で vCPU 時間あたり 5 セントが追加されます。これによって、必要な場合にはインスタンスがベースラインを超えてバーストできることを保証しつつ、ほとんどの場合、お客様に低い時間使用料で T3 インスタンスをお使いいただけるのです。T3 インスタンスでは、必要な場合いつでも必要なパフォーマンスを得ることができるという安心感をお客様に持っていただくことができます。月額の固定料金でお使いいただいているお客様が T3 インスタンスをご使用する場合には、スタンダードモードというオプションも用意しています。
Amazon EC2 T3 インスタンスは、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、カナダ (中部)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、および南米 (サンパウロ) の各 AWS リージョンで、すぐにご利用いただけます。T3 インスタンスは、7 サイズ展開 (T3.nano、T3.micro、T3.small、T3.medium、T3.large、T3.xlarge、および T3.2xlarge) で、オンデマンドインスタンス、リザーブドインスタンス (1 年、3 年、および変換可能)、スポットインスタンスとしてご購入いただけます。
さあ、AWS マネジメントコンソール、AWS コマンドラインインターフェース (CLI)、または AWS SDK を使用して、今日から Amazon EC2 T3 インスタンスを開始しましょう。詳細については、Amazon EC2 T3 インスタンスページをご覧ください。