投稿日: Aug 6, 2018
Amazon RDS for MySQL では、遅延レプリケーションをサポートするようになりました。これにより、リードレプリカがソースデータベースより遅延している構成可能な期間を設定できます。標準の MySQL レプリケーション構成では、ソースとレプリカの間に最小のレプリケーション遅延があります。遅延レプリケーションを使用すると、災害対策の戦略として意図的な遅延を導入できます。
人的エラーから回復する場合に、遅延を役立てることができます。たとえば、誰かが意図せずにプライマリデータベースからテーブルを削除した場合、テーブルが削除されるポイントの直前でレプリケーションを停止し、レプリカをスタンドアロンインスタンスに昇格させることができます。このプロセスを補佐するため、バイナリログの指定されたポイントに到達したらレプリケーションを停止するストアドプロシージャが、Amazon RDS for MySQL に含まれるようになりました。詳細については、ブログの投稿を参照してください。
遅延レプリケーションのリードレプリカは、ストアドプロシージャを介して、リードレプリカが最初に作成されたときに構成するか、既存のリードレプリカに構成を指定できます。遅延レプリケーションは、すべての AWS リージョンの MySQL バージョン 5.7.22 以降、または MySQL 5.6.40 以降で利用できます。
遅延レプリケーションについて詳しくは、『Amazon RDS ユーザーガイド』の「MySQL リードレプリカの使用」を参照してください。