投稿日: May 23, 2018
Amazon RDS for PostgreSQL は AWS GovCloud (米国) にて、PostgreSQL のメジャーバージョン 10 のサポートを開始しました。PostgreSQL 10 の様々な新機能を一部ご紹介します。たとえば、ネイティブのテーブルパーティショニング、クエリ実行時の改善された並行処理のサポート、ICU コレーションのサポート、列グループの統計、強化された postgres_fdw 拡張、さらに多数の機能が含まれます。さらに、今回のリリースには PLV8 拡張のアップグレード版が組み込まれ、デフォルトで大量のページを利用できます。
PostgreSQL ではバージョン 10 より、バージョン番号の表記方法が変更され、これまでのピリオドで区切られた 3 つの番号から 2 つの番号になりました。今回のリリースには、PostgreSQL 10.1 マイナーバージョンからのすべてのパッチが含まれます。また、Amazon RDS for PostgreSQL 9.6 リリース以降の全拡張機能が含まれ、PostgreSQL 9.6 から PostgreSQL 10 へのメジャーバージョンアップグレードをサポートします。tsearch2 拡張は現時点ではサポートされていますが、今後のリリースでは使用されなくなります。そのため、コアデータベースエンジンに含まれる同等の機能に移行することを強くお勧めします。
この新バージョンを使用するには次の方法がご利用いただけます。AWS マネジメントコンソールで Amazon RDS for PostgreSQL のデータベースインスタンスをわずか数クリックで新規作成するか、または、ポイントアンドクリックアップグレードを使用して既存のインスタンスをアップグレードします。ただし、アップグレード実行中は、短時間にわたりデータベースインスタンスが使用できなくなります。データベースインスタンスのアップグレードの詳細については、Amazon RDS ユーザーガイドを参照してください。
Amazon RDS for PostgreSQL を活用すれば、クラウド内で PostgreSQL のデプロイを簡単にセットアップ、運用、拡張することができます。利用できるリージョンについては、Amazon RDS for PostgreSQL 料金表を参照してください。