投稿日: Nov 17, 2016
先入れ先出し (FIFO) キューを使用して厳密なシーケンスで 1 回だけメッセージを処理する必要があるアプリケーションで、Amazon Simple Queue Service (SQS) を使用できるようになりました。FIFO キューは、メッセージが送受信される順序を厳密に保持し、各メッセージが 1 回だけ処理されるように設計されています。
Amazon SQS は、アプリケーションコンポーネントの間で転送されるメッセージを保存するための、信頼性が高く、非常にスケーラブルなマネージド型のメッセージキューサービスです。FIFO キューは、高スループット、ベストエフォート型の順序、および少なくとも 1 回の配信を提供する、既存の Amazon SQS 標準キューを補完します。FIFO キューは基本的に標準キーと同じ機能を備えていますが、順序と 1 回だけの処理のサポートという追加の利点があります。FIFO キューは、意図せずに重複したメッセージをメッセージのプロデューサーが送信したり、メッセージのコンシューマーが受信したりするのを防止するために役立つ、追加の機能を提供します。さらに、メッセージグループにより、同じキュー内で複数の異なる順序のメッセージストリームが許可されます。
FIFO キューは 1 秒あたり 300 件のトランザクション (TPS) に制限されます。より高いスループットを必要とするアプリケーションの場合、Amazon SQS はほぼ無制限のスループットを提供する標準キューを引き続きサポートします。
Amazon SQS FIFO キューの料金は 100 万 API リクエストごとに 0.50 USD で、最初の月の 100 万リクエストは無料です。現在、FIFO キューは米国東部 (オハイオ) および米国西部 (オレゴン) リージョンで利用可能で、今後さらに多くのリージョンで利用可能になる予定です。
本日より、Amazon SQS 標準キューの料金が最大 20% 値下げされ、すべてのリージョン (GovCloud を含む) で 100 万リクエストあたり 0.40 USD になりました。さらに、最初の月の 100 万リクエストは無料です。詳細については、Amazon SQS 料金表を参照してください。
FIFO キューの詳細については、AWS ブログ、Amazon SQS のよくある質問、および Amazon SQS 開発者ガイドを参照してください。