3人に1人の
アプリケーション開発者がAWS Skill Builderに参加
より大きな動機付け
開発者のキャリアアップのため
概要
Works Human Intelligence (WHI)がAmazon Web Services(AWS)上でのソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)ファースト戦略を追求するなかで、開発者たちはAWSスキルをより伸ばし、その習熟度を高めたいと考えました。この取り組みは、「顧客へのSaaS製品の提供」という会社の戦略に従業員のスキルを合致させることを主な目的としています。
AWSのアカウントチームによる勉強会等でWHI社内のAWSに対する知識や資格を取得する流れは既に整いつつありましたが、実際にAWSを触ったことのないエンジニアが一定数おりました。そこで、AWS Training and Certificationから提供されているオンライン学習センターであるAWS Skill Builderを採用することで、開発者は数百のセルフペースラーニングプランにアクセスし、AWS JamやAWS GameDayイベントに参加しました。現在、WHIのアプリケーション開発者の3人に1人がAWS Skill Builderの助けを借りて学んでおり、SaaS製品の顧客数が4年で7倍に増えたことに伴い開発者のスキル強化をした結果、WHIでは製品部門のクラウド運用効率が6.7倍向上したことも観察しています。
機会 | クラウドエキスパートを拡大することを求めて
東京に本社を置くWorks Human Intelligence(WHI)は、日本で統合人事システム「COMPANY®」を提供しています。「COMPANY®」は、人事管理、給与計算、勤怠管理、タレントマネジメントなど人的資本マネジメントにまつわる業務領域を広くカバーしており、国内約1,200法人グループに活用されています。昨年11月には、人的資本開示と分析を実現し、目標設定やモニタリングまでトータルで支援する新機能「Human Capital Insight」をリリースしました。
2019年にWHIは、「COMPANY®」をクラウドサービスで提供開始しました。SaaSバージョンを提供することで、顧客により費用効果の高い最先端のサービスを提供できるようになります。SaaSソリューションの背後にあるクラウドインフラストラクチャについては、信頼性とパフォーマンスの観点で、WHIはAmazon Web Services(AWS)を選択しました。
WHIはクラウド戦略の推進にあたり、開発者にAWSについて学ぶことを奨励しました。彼らはまた、AWS Certificationsを取得することでキャリアを発展させるために、より高い習熟度を達成し、より多くのスキルを身につけたいと考えていました。従業員の成長に長い間取り組んでいるWHIは、従業員にAWSトレーニングの機会を提供することを決めました。製品部門DX推進部マネージャー萩田氏は「これまでの経験から、トレーニングの提供が従業員のエンゲージメントとリテンションを向上させる素晴らしい方法であることを知っていました。」とコメントしています。
AWS Skill Builderによって開発者の能力が向上した結果、クラウドへの移行で得られる価値を最大化しています
萩田篤 氏
株式会社Works Human Intelligence 製品DX推進マネージャー
ソリューション | AWS Skill Builderを活用したクラウド能力の強化
従業員のAWSスキルを向上させるため、WHIはAWS Training and Certificationが提供するオンライン学習センターであるAWS Skill Builderを導入しました。「私たちは、AWS Skill Builderによって、開発者が本番環境に影響を与えるリスクのないサンドボックス環境でAWSサービスについて実践的な経験を積むことができるようになりました」と萩田氏は言います。
自分のペースで進められる 600 以上のデジタルコースとトレーニングリソースを特徴とするAWS Skill Builder Teamのサブスクリプションにより、WHIは従業員のために学習プランをカスタマイズすることが可能になりました。また、200以上の AWS Builder Labsへの無制限のアクセスを提供し、スキルを強化するためのライブAWSサンドボックス環境および試験準備コースが提供されています。「サブスクリプションモデルは、大量のデジタルコースと学習プランへのアクセスを従業員に提供するための費用効果の高い方法でした」と萩田氏は言います。
さらに、WHIではAWS Jamを利用し、パートナー主導のゲーム化された学習イベントであるAWS GameDayを毎月開催しています。これらの月次活動は、チーム対抗戦で開催しており、参加する各チームはトップを獲得するために時間内に課題解決したポイントを競っています。WHIにとって、この演習は製品部門全体の絆を強化するのに役立ちます。2023 Japan AWS Jr. ChampionsでSkillBuilderの運営メンバーである小島 杏水氏と松原 悠人氏は「イベントは、開発者が同僚と密接に協力し、従業員の満足度を高める素晴らしい機会です。」と説明しています。WHIでは現在6名が日本のAWS Top Engineer Partner Programで表彰されています。AWS Skill Builder Teamのサブスクリプションが開始されて以来、3人に1人のアプリケーション開発者がAWS Skill Builderを活用しており、今後は2人に1人に増やしていくことを考えています。製品部門のDeveloperRelations組織に所属する丹治祐也氏は、「AWS Skill Builderに参加するすべての人が学び続けたいと思っています。スキルを向上させようとする開発者同士での、健全な競争精神が見られます」と付け加えます。
導入効果 | 開発者のクラウド運用効率を6.7倍に向上
AWSベースのSaaSモデルへの移行とAWS Skill Builderの採用により、WHIは製品部門の開発者のクラウド運用の効率を6.7 倍に向上させました。「AWS Skill Builderによって開発者の能力が向上した結果、クラウドへの移行で得られる価値を最大化しています」と萩田氏は言います。
部門のパフォーマンスが向上するだけでなく、顧客にとっても、WHIからより良いサービスを得られるメリットがあります。WHIは一貫して3ヶ月ごとにソフトウェアのアップデートを行っています。部門全体でより効率性を高めたおかげで、WHIはアップデート によってプロダクトに価値を加える改善をスムーズに取り込むことができます。
SaaSの提供はまた、顧客が自身のオンプレミス環境を維持する必要がなくなるため、コスト削減を意味します。その結果、約 30パーセントの顧客が既にオンプレミスからSaaSベースの提供へと切り替えています。社内に蓄積されたAWS の専門知識を駆使した堅牢な機能がリリースされるにつれて、この数は加速しています
日本において、WHIはAWS Skill Builder Teamのサブスクリプションのアーリーアダプターの一社でした。萩田氏と丹治氏は、「AWS Skill Builderが従業員のモチベーション向上に貢献し、リテンションと採用における重要な役割を果たしている」と指摘しています。「このコミットメントは、個々のキャリア開発に利益をもたらすだけでなく、WHIの継続的な成功の礎を形成しています」と萩田氏は言います。
カスタマープロフィール:Works Human Intelligenceについて
Works Human Intelligenceは大手企業および公共・公益法人向け統合人事システム「COMPANY®」の開発・販売・サポートの他、HR関連サービスの提供を行っています。「COMPANY®」は、人事管理、給与計算、勤怠管理、タレントマネジメント等、人的資本マネジメントにまつわる業務領域を広くカバーしており、約1,200法人グループへの導入実績を持つ、ERP市場 人事・給与業務分野 シェアNo.1※の製品です。
私たちは、「人に真価を。」というコーポレートブランドのもと、経営者と従業員の両者の価値を最大化するソリューションを提供することで、すべての人が「真価」を発揮し、情熱と貢献意欲を持って「はたらく」を楽しむ社会を実現します。
※2022年度 ERP市場 - 人事・給与業務分野:ベンダー別売上金額シェア
出典:ITR「ITR Market View:ERP市場2024 」
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