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Amazon Chimeサービスレベルアグリーメント

最終更新日:2022年5月6日

本Amazon Chimeサービスレベルアグリーメント(「SLA」)は、Amazon Chimeの利用に適用される方針であり、Amazon Chimeを使用する各アカウントに個別に適用される。本SLAの契約条件と、AWSカスタマーアグリーメントまたは利用者による本サービスの利用に適用される当社と利用者との間の他の契約(「本件契約」)の契約条件の間に齟齬がある場合は、かかる齟齬の範囲に関してのみ、本SLAの契約条件が適用される。本SLAにおいて使用する用語(英文では大文字で始まるもの)のうち、本SLAで定義されていないものは、本件契約で定められた意味を有するものとする。

サービスコミットメント

AWSは、Amazon Chimeを、月次請求期間において、適用される月間稼働率で利用可能にするため、商業上合理的な努力を払う(「サービスコミットメント」)。Amazon Chimeがサービスコミットメントを満たさない場合、利用者は以下のとおりサービスクレジットを受け取る資格を有する。

サービスクレジット

サービスクレジットは、以下の表に従い、請求期間における月間稼働率のコミットメントを満たさなかったAmazon Chimeに対し利用者が支払った料金総額の割合として計算される。

月間稼働率 サービスクレジット率
99.0%以上、99.9%未満 10%
95.0%以上、99.0%未満 25%
95.0%未満 100%
サービスクレジットは、Amazon Chimeについて今後別途請求される支払いに対してのみ適用できる。当社はその裁量において、エラーが発生した請求期間の支払いの際に利用者が使用したクレジットカードに対して、サービスクレジットを発行することができる。サービスクレジットは、利用者に対し、AWSから返金その他の支払いを受ける権利を与えるものではない。サービスクレジットは、該当する月次請求期間の当該クレジット金額が1米ドル($1 USD)を超える場合のみ適用され、発行される。サービスクレジットは譲渡できず、また他のアカウントに充当することはできない。本件契約に別段の規定がない限り、Amazon Chimeの提供における当社による利用不可状態、パフォーマンスの不実行、その他不履行が生じた場合、利用者の唯一かつ排他的な救済は、本SLAの契約条件に従いサービスクレジット(対象となる場合)を受け取ることである。

クレジットの請求および支払手続

サービスクレジットを受け取るには、AWSサポートセンターでケースを作成することにより、請求(リクエスト)を提出する必要がある。対象となるには、インシデント発生後、2回目の請求期間の末日までに、以下の情報を添えてクレジットのリクエストを当社に提出しなければならない。

  1. 件名に「SLA Credit Request(SLAクレジットリクエスト)」という文言
  2. Amazon Chimeが利用不可状態であったと主張する各インシデントの日時
  3. エラーを記録し、利用者が主張する停止を裏付けるリクエストログ(これらのログ内の機密情報または機微性の高い情報は削除するかアスタリスク(*)で置き換えること)

かかるクレジットリクエストの月に該当する月間稼働率を当社が確認し、適用されるサービスコミットメント未満であった場合、当社は、リクエストが当社により確認された月の翌請求期間内に利用者にサービスクレジットを発行する。上記要件を満たすリクエストおよびその他の情報を提供しなかった場合、利用者はサービスクレジットを受け取る権利を失う。

Amazon Chime SLA例外事由

サービスコミットメントは、以下の場合(以下、総称して「Amazon Chime SLA例外事由」という)、いかなるAmazon Chimeの利用不可状態、停止もしくは終了、またはその他のAmazon Chimeのパフォーマンス上の問題にも適用されない。(i)不可抗力事由もしくはAmazon Chimeの責任分界点を超えるインターネットアクセスもしくは関連する問題を含む、当社の合理的支配の及ばない要因に起因する、(ii)利用者の作為もしくは不作為に起因する、(iii)AWSサイトのAmazon Chimeドキュメントに記載されたガイドラインに従っていないこともしくはAWSサイトのAmazon Chimeドキュメントに記載された制限を超えたことに起因する、(iv)利用者の装置、ソフトウェアもしくはその他のテクノロジーに起因する、または(v)本件契約に従った、Amazon Chimeを利用する利用者の権利の停止もしくは終了に起因する。当社の月間ダウンタイムの計算に使用される要因以外の要因が可用性に影響を与えている場合には、当社はその裁量において、かかる要因を考慮してサービスクレジットを発行することができる。

定義

  • 「月間ダウンタイム」とは、(i)Amazon Chimeが5分間のインターバルにおいて利用不可状態であったと認識した利用者の総数を、(ii)Amazon Chimeアカウントの利用者の総数で割ったものをいう。当社は、Amazon Chimeアカウントごとの月間ダウンタイムを、月次請求期間における5分間のインターバルごとの割合として計算する。
  • 「月間稼働率」は、月次請求期間における5分間ごとの月間ダウンタイムの平均を100%から差し引くことで計算する。
  • 「サービスクレジット」とは、対象となるAmazon Chimeアカウントにクレジットされることのある、上記の規定により計算されたドル建てのクレジットをいう。
  • 「利用不可状態」とは、特に利用者が(i)会議への参加、(ii)1対1のメッセージの読み出しまたは(iii)1対1の会話メッセージの送信を試み、それを行えないことをいう。「利用不可状態」という用語は、Amazon Chime SLA例外事由に直接または間接的に起因する問題を含む他のあらゆる問題を除外する。